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仕事から帰ると蔵にゆっくりがいた。 相変わらず人間の食料を漁っているらしい。 馬鹿め、その蔵はもう使われて無いのさ! 「おい!ここは誰の家だと思ってるんだ!?」 「現れたね!おにいさん!この先にはわが同胞たちと YKRが待ち構えている さぁ、こいっ!」 「ようやく捉えたぞ 我らはゆっくりの体現者達… わたしはザ・まりさ! おにいさんにこの世で 最高のゆっくりをやろう いくぞっ!」 「わかるよ! わたしはザ・ちぇん! わたしにわからないことなんてないよー! わかる、わかるよー!」 「ザ・みょん、任せたわ」 「みょん! おとこの人のまんなかでぶらぶらしてるものちーんぽ! ヒント:おおきくなったりする!」 「ザ・ぱちゅりー、いるの?」 「むきゅー… むきゅー… 息が苦しい… 私はザ・ぱちゅりー おにいさんが殺めたなかまの悲しみを知るがいい」 「ザ・ゆかりは普段死んでいる 時がくれば目覚める そして奴は…納豆臭い。」 「おにいさん!聞こえる! 私はゆかりん! あなたに本当のゆっくりをおしえてあげるわ!」 「これで5人そろったわね 今度は地獄の底まで一緒…」 「世界はもともとゆっくりだったのだ 引き裂かれた世界をゆっくりにする そのためには力が必要だ 世界をゆっくるに足る絶対的な切札が それがゆっくり部隊 そしてゆっくりプレイス」 うっさいので蔵を閉めた。 古い蔵の食料は全部出してあるので多分2週間もしたら餓死してるだろう。 このSSに感想を付ける
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やぁ俺はフランク、ジャーナリストってことはもう知ってるよな。 さて、俺は妙な街に取材に来てしまった。 なんというか、生首饅頭がうごめく街? ほらそこ笑うなって、たしかにポップコーン食べながら見るような感じだけどさ。 キラートマトとか兎男とかあるんだからよ、ちょっとはびびろうぜ? まぁ、ともかく俺はガンショップを出たんだ、すると無線が入ってモニターに何か映ったとかいって引き戻された。 んで確認のために行ったんだが……。 まぁそれは面倒なので後で説明するけどそのあと博士みたいな人を捕まえて怪我してるからってんで薬をとってこようとモール内のスーパーに入ったのさ、そしたら…… 俺はライフルを持ってスーパーの中に入った。 内部はクーラーが聞いていてひんやりとしている。 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせ~♪」 食料品の所にゆっくりたちが集まっている。 やつらも人間と同じ物を食うのだろうか。 近寄ってみると袋入りされた菓子だけが食われており、肉や魚などのナマモノには手は付けられていなかった。 (ふぅ、一応食料はあるみたいだな) 俺は安心しているとどこからかべちゃり、という奇妙な音を耳にする。 あたりをきょろきょろ見回していると、生肉が並んでいるところであのれみりゃを見つけた。 「うー♪ おにくいりゃない! ぽいするの♪」 見れば、生肉の入ったトレイを開けて中身を取り出し地面に捨てている。 慌てて俺は走り出しライフルを構える。 「うー?」 音に気づいたのか俺の方向を見た瞬間、俺は引き金を引いた。 渇いた銃声がモール内に響く。 「あ゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!い゛だい゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛」 ちょうど良い具合に肉を持っていた手が吹き飛び、地面に自分の体の肉をばら撒く。 その音に気づき、ゆっくり達が一斉に俺を見た。 「ゆ! あのおじさんはゆっくりできないよ!」 「ゆっくりしね!」 ゆっくり達が群がってくる。 「う゛ー♪ ぶぁーが! ゆっぐりだぢな゛ら゛お゛ばえなんがやっづげじゃうんだどぉー♪」 俺はれみりゃを見て愕然とした。 こいつ、再生するのか。 ちぎれた腕はそのままに、新しい腕がれみりゃの腕に付いている。 「くそっ」 銃を構えた瞬間、三匹同時タックルをくらい、俺はこけた。 銃も取り落としてしまう。 周りに武器がないかと手探りで探していたら、長い棒のようなもの触った感覚があった。 引っ張ってみてみると、それは。 「フランスパン!?」 焼き立てではなくカチカチに固まっているフランスパンだった。 たしかに固いがゆっくり達に効果はあるのだろうか。 「せいっ」 再びタックルしようとしてきたゆっくり達をフランスパンでなぎ払う。 「ぶぇっ!」 「ゆ゛」 吹っ飛ばされたゆっくりは地面に叩きつけられ破裂して死んだ。 なるほど、パンでも威力はあるようだ。 「せぇやっ!」 思い切り叩きつけたりなぎ払ったり。 ゆっくり達はなす術もなくつぶされて行く。 残ったのは金髪のゆっくりと黒髪のゆっくりだった。 「ごべんだざい゛! れ゛い゛む゛がお゛ぞお゛う゛っでい゛っだん゛でず!」 「ゆっ!?」 金髪ゆっくりが何か言うと、黒髪ゆっくりが驚いたような顔をした。 「わるいれいむはしんでね!」 「ゆっ、れいむわるいことしてないよ! さいしょにいったのまりさだよ!」 れいむ? なるほど、黒髪の方はれいむというのか。 んで、この金髪のほうはまりさまりさって呼ばれてるからゆっくりまりさ。 とりあえず奇妙な二匹を写真に収めた。(エクセレン!) 「おじさん! ゆっくりれいむをいじめていいからまりさは見逃してね!」 「びどい゛よ゛ま゛り゛ざあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! どうじでごんだごどずるどお゛!?」 れいむが泣き叫んでいる。 うるさいので黙らせようと俺はれいむに手を伸ばした。 ちらりとまりさのほうをみると、唇を吊り上げて人を馬鹿にしたような顔をした。 ちょっとむかついたのと、こいつを食べた事が無かったので俺はれいむからまりさを掴む。 「ゆっ!? ちがうよおじさん! いじめていいのはれいむだよ!」 なんか言ってるがわからん。 とりあえず口の中に手を突っ込んでみる。 「おごあがががあががががががが!」 やわらかい感覚が腕に絡み付いていてちょっと気持ち悪い。 中身を引っ張ってみると、中から黒いどろっとしたものが出てきた。 確かこれを舐めると甘かったんだよな。 手に持っていたフランスパンにそれを塗って食べてみる。 「yeah!」 結構イケル、売ったら繁盛するかも。 うまかったのでついまりさを落としてしまった。 「ゆべっ」 「あ、しまった」 慌てて拾おうとしたとき。 カラカラカラカラカラ……。 なんの音だ? カラカラカラカラカラ……。 ショッピングカート? 「いらっしゃいませー!!」 「うおわっ!」 耳元で叫ばれ、俺はしりもちをつく。 立ち上がって相手を見る、それはこの店のロゴが入ったエプロンをつけた小太りの男だった。 「あの……あなたは?」 「俺はここの店長だ! そしてここは……!」 男がショッピングカートに手をかける。 一瞬だけ確認できたが、カートの先端にナイフとフォーク、そしてバーナーが備えられていた。 「ここは俺の店だぁー!!」 俺は命の危険を感じて逃げた。 あ、しまった。 ゆっくりまりさの事忘れてた。 「ゆ゛ぎあぢぃぎぃだぐえっ!」 言葉にもなってない悲鳴が聞こえた。 恐らくカートに踏み潰されたのだろう。 俺は銃を取りに戻り、カートをターンさせて突っ込む男に向けて放った。 肩と胸に命中したが、ひるむ様子も無く突っ込む。 「ゆ゛っぐり゛ぃ゛!」 「ぢんぼおおおおおおおおおっ!」 巻き添えになりフォークに突き刺さっていたり、バーナーで焼かれ黒焦げになるゆっくり。 「うー♪ うー♪」 後ろでれみりゃが踊っていた。 俺はとっさにそいつを抱きかかえる。 「うー、だっこー♪」 れみりゃは何を勘違いしているのか腕の中ではしゃぎだす。 俺はそのままカートに突っ込んだ。 「い゛だい゛よお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!ざぐやあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」 いくら凶器をつけたカートでも刺さらなければ意味がない。 俺はれみりゃをクッションにしてわざと突き刺したのだ。 「うおっ」 一瞬慌てた様子の男に向かって俺はライフルを放つ。 ちょうど心臓辺りを貫いた。 カートから離れると、肉汁まみれのゆっくりゃがカートの凶器に顔面から刺さったまま痙攣していた。 「ごべんだざい! ぼうじまぜんのでゆるじで!」 相変わらず意味不明だ。 俺はそいつを放り投げて頭を打ちぬいた。 「ぎぇ゛っ!」 あっけない悲鳴と共に、れみりゃは死んだ。 そんなことより、と俺は男に近づく。 男は必死にレジへ向かった。 男は店長だったらしい、最後まで客の心配をしていた。 そして…… 「6番レジへどうぞ!」 と言い残し、息絶えた。 ■■■ とりあえず薬を渡し、生存者を探してモールに向かう。 今度は玩具屋が立ち並ぶところだった。 「武器でも集めるか……」 さすがに、ライフルだけでは先程のように落としかねないので違う武器を探す。 その途中、本屋を見かけたので入ってみた。 漁るのは動物図鑑などだ。 「ない、ない……ない、か」 見当たらない。 やはり新種か。 荒らしていると、『Japanese Conversation』と書かれた本を見つける。 翻訳本らしいので、やつらの言葉がわかるかもしれない。 その時、ばさっと本が落ちた。 何かいるのかと、とっさに銃を構える。 「むきゅー」 どこからか変な声がする。 落ちた本を恐る恐るめくってみる。 すると、そこには紫色をしたゆっくり達より一回り小さいタイプのがいた。 俺はさっき拾った翻訳本をめくって、試してみる。 「アナタノ、ナマエハ、ナンデスカ?」 片言なのはしょうがないが、この際笑われてもいいのでこいつらのことを少しでも知りたかった。 「わたしはゆっくりぱちゅりーよ よろしくね」 何を言ってるのか分からないので翻訳本を見せる。 手が無いので舌と体をつかって一生懸命ページをめくる。 「『I am P.A.C.H.U.R.Y』……パチュリー?」 俺が尋ねるとこくこくと頷いた。 どうやらこのぱちゅりーとやらは知能が幼児より少し上らしい。 先程見たれいむやまりさ、れみりゃなどは子供レベルだったが、ぱちゅりーの場合は一味違う感じがした。 たのしくなったので、俺はもっと聞いてみる。 「アナタ、ドコカラ、キタンデスカ? ……I don t know。知らないか……」 ちょっとがっかりする。 じゃあ最後に、と俺は本を開く。 「ユックリシテイッテネ、ッテ?」 それにはピンと来たのか急いでぱちゅりーが本を開く。 そして必死にそこを舌で示していた。 「take it easy? ゆっくりしていってね?」 なるほど、あいつらはずっとゆっくりしていけと言ったのか。 何の為だかは知らないけど。 「モウイクネ? バイバイ」 片言で言うと、ぱちゅりーは相槌を打った。 あの程度の思考なら、まだ手に負えるかもしれない。 それに何かと役に立つ。 上を見ると、ジェットコースターが動いていた。 ……ん?動いている? 俺は二階に上がる。 するとそこには一人のピエロがいた。 「ウヒヒヒヒヒ! ようこそ!」 ピエロが笑みを浮かべた。 ちょっと怖い。 「おい、どうしてコースターは動いたままなんだ?」 「見てよ! 子供達がゆっくりたちに殺されちゃったんだ!」 話がかみ合わないが、相手に合わせる。 「殺された?」 「皆で遊んでただけなのに、いきなりやってきて子供を集団で踏み潰しちゃったんだよ……」 コースターを見ると、切り刻まれたゆっくりが恐怖の表情で乗っていた。 俺がコースターの方へ向かうと、ピエロが笑いながらやってくる。 「コースターを止めちゃダメだよ! ゆっくりたちが来ちゃうからね!」 するとピエロがチェーンソーでジャグリングを始めた。 それを見ていたゆっくりたちが興味を示して集まってくる。 「ウヒヒヒイヒヒヒヒヒ!!」 結局戦うのか……。 「ウヒィ!」 ピエロが小型チェーンソーを二刀流で振り回す。 振り回すたびにゆっくり達が切り刻まれた。 「な゛ん゛でごん゛びゅぇ゛!」 「が……ぺ、ぺぺぺっ」 俺はライフルで応戦しようとする。 が、ガチンいって弾は発射されない。 「弾切れ!?」 「うひょひょひょ!」 目の前にピエロが現れ、チェーンソーを振り上げる。 俺はとっさにゆっくりまりさを捕まえて盾にした。 「ゆっぐぢい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!! い゛だい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!」 目と口の真ん中を真っ二つにされる。 だが、チェーンソーのリーチを侮っていたため、俺も手のひらを切ってしまった。 応戦する手立てがないので俺は逃げた。 その時、骨董品店が目に付く。 その中に中世の斧やら侍のつかう日本刀が置かれていた。 中に入って斧を取り出し、再びピエロのところへ戻る。 「おりゃああっ!」 重いため、大ぶりになる。 ピエロはさっと避けた。 だが、その後ろにいたゆっくりれいむは逃げられなかった。 「い゛ぎぇ! が、ばっ……!」 目玉を飛び出し、口を大きく開けて絶望の表情を浮かべるゆっくり。 俺はそれを気にすることなく引き抜く。 「ひょあー!」 飛び掛ってきたピエロに対し、俺はゼンガーよろしく横ぶりで叫ぶ。 「チェエエエエエエエストオオオオオオオオオオオッ!!」 ピエロのわき腹をえぐり、ピエロは地面に落ちた。 しかもその先にはチェーンソー。 「い゛ぎぇへへへへへ!」 最後まで笑いながら、ピエロは死んだ。 俺はとりあえずコースターを止める。 すると、席に乗っていたゆっくりれいむが跳ねて俺のところにやってきた。 「おじさんどうしてはやくたすけてくれないの! ゆっくりしね!」 そう言ってタックルしてくる。 意味はわからなかったが、タックルで敵意があることがわかった。 せっかく助けたのになんてやつだ。 俺はゆっくりを持ってピエロの服を破って紐を作り、縛ってコースターの線路に置く。 「ゆ!? おじさんこれじゃゆっくりできないよ!?」 構わず俺はコースターのスイッチを押した。 ごとんごとんと音を立ててゆっくり加速を始めるコースター 。 「ゆ゛っぐり゛でぎな゛い゛! ばやぐだづげでね゛!」 しかし、俺がコースターを止める暇も無くゆっくりれいむは轢かれた。 「ゆ゛っぐげおげげげえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛」 さらに車輪に引っかかったのか、ゆっくりれいむの体を引きちぎりながらコースターは進んで行く。 液体が俺の肌に飛び散ったので舐めて軽い栄養補給も欠かさない。 「おーい、助けてくれぇ」 コースターにも人がいたらしく、俺はコースターを止めた。 生存者は引きちぎれたゆっくりれいむを踏み潰して俺のところへ来た。 そうじゃないと上がれなかったんだもの。 「ありがとう」 「いや、とりあえず警護室へ……」 ■■■ 生存者を助けた後、俺は日用品店へ向かう。 スポーツ用品から家庭品までそろっているところだ。 しかし、入ってみるとそこは酷いありさまだった。 天上にはゆっくりたちの死骸が吊るされており、皆恐怖の表情を浮かべていた。 「貴様! 階級と所属を名乗れ!」 後ろから何かを突きつけられる。 俺はジャーナリストなので階級も糞もない。 「答えられなければベトコンだぁ!」 危険を察知して俺は避ける。 何度もこう避けられるとは俺も運がいい。 見れば、老人が赤いスカーフをつけてハチェット(鉈、マチェット)を持っている。 (戦争体験者か) 俺はまず走ってくる老人をかいくぐり、上に吊るされたゆっくりの死骸を撮る。(エクセレン!) 写真を撮り闘いに戻ろうとしたとき、老人の姿は無かった。 「どこへいったんだ……?」 迂闊に歩けば危険なので、壁際にあとすざる。 その時、背後から鉄がきしむ音がした。 「はっ!」 気づいたときには遅く、俺の足に激痛がはしる。 どうやら男は下から襲ってくるらしい。 ならば……と俺は店をでてゆっくりたちに声をかける。 「ユックリシテイッテネ」 片言で言うと、それでも反応してくれた。 「ゆっくりしていってね!」 そして俺は手招きをしてゆっくりを呼び寄せる。 だが、日用品店の天上にいるゆっくりを見てびびってしまった。 「おじさんとはゆっくりできないよ!」 「トモダチ、ユックリ、ツカマッタ、オレハ、ナカマダ」 正直日本語ってきつい。 日本語がぺらぺら喋れる奴等がうらやましい。 ゆっくりは自分達の仲間が捕まっている事を知り、聞き入る。 どうやら罠にはまってくれたみたいだ。 「ワルイヒトヲ、タオスニハ、アソコノウエデ、jumpシテ」 ジャンプの部分だけアメリカなまりになってしまったがしょうがない。 それでもゆっくりたちはうなづき、鉄の扉の上でジャンプした。 「わるいひとをやっつけるよ!」 「やっつけるよ!」 がんがんと老人が通っていた扉を叩く。 これで老人は俺がどこにいるか分からないだろう。 扉が開く。 「ゆぶぢゃ!」 扉の上にいたゆっくりがつぶされる。 俺はその瞬間をつかい、老人を引き抜いた。 「おらっ、おらっ、オラァッ!」 パンチを三発食らわせると、老人は倒れてしまった。 気絶しているみたいなのでそっとしておく。 「ゆっくりしね! ゆっくりしね!」 その老人に向かってゆっくりが体当たりをしていた。 俺は近くにあった芝刈り機をつかう。 そしてそのままゆっくりを轢いた。 「ぎゃぎゅぎゅぎゅぎゅゆ゛っぐり゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!」 芝刈り機が通り抜けると、綺麗にゆっくりが四等分される。 だが、これではあまりおもしろくない。 俺はなにかないか探してみた。 そして……俺は面白いものを見つけた。 「うっうー♪ うぁうぁ♪」 ひょこひょこと呑気に踊っているれみりゃ。 俺はそこに秘密兵器で突っ込む。 ギュルルルルルル! 機械音にれみりゃは驚いてこっちをみた。 が、すぐにドリルの餌食になる。 「う゛ぐぇぎゅがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 ドリルはれみりゃの顔をちょうどいい具合に突き刺さる。 れみりゃは頭をぶち抜かれ即死して動かなくなったが、ドリルは動き続けているためぐるぐるとれみりゃの死体がまわる。 それをもったまま俺はゆっくりたちに突っ込む。 「うわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!! ごわい゛よお゛お゛お゛お゛お゛お゛」 ゆっくり達は悲鳴を上げる。 だが俺はつっこむ。 れみりゃの死体の足に弾かれ、饅頭共は壁にぶつかり破裂する。 「どおじでごんだごどずべっ!」 「わ゛がら゛い゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛」 どいつもこいつも皆吹っ飛んで破裂する。 俺は愉快でしょうがなかった。 しかし自然とおなかが減ってくる。 俺はフードショップへ行くことにした。 そして、そこでゆっくりを一匹捕まえる。 「ゆ? おじさんなにするの?」 間抜けな顔で俺を見ている。 そいつをミキサーへ入れた。 通常サイズより一回り小さかったからか意外とすんなり入った。 「おじさん! ここせまいよ! ゆっくりはやくだしてね!」 そして俺はその中にオレンジジュースを加える。 「ゆ! あまあま!」 さっきまで文句を垂れていたのにオレンジジュースを入れると上機嫌になるのか。 俺は蓋を閉めてミキサーのスイッチを入れる。 「い゛だい゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!! ごごがら゛だじでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!」 ぐるぐる回転しながらも悲鳴が聞こえる。 1分くらいすると、何も聞こえなくなった。 そしてミキサーの中身をコップに移して飲んでみる。 「oh...♪」 なんともいえぬ味に俺は声を漏らす。 ゆっくりがオレンジを吸収したのか、オレンジの味はしなかったが、かわりに食べたときとはまたちがうほんのりとした甘さが舌に広がる。 「やっぱりこいつらうまいな」 俺がゆっくりジュースを飲み干し、店を出たときだった。 「ゆっかりしていってね!」 また、新種か 俺はこいつをカメラに収めた(ファーンタスティック!) あとがき ミキサーの話もでてたので。 次回はゆっかりんとまだ出てきてないのが来ます。 ストーリーをなぞりたいですがover timeまでやっちゃうとえらい面倒なので途中で切り上げることもありえます。 爆発エンドとかな。 エロも書いてるから両立きかねーよ、エロ書いてるのに虐待になりそうだぜ 過去に 霊夢の怒らせ方 ゆっくりデッドライジング を書いております ゆっくりデッドライジング3へ
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ゆっくり夢幻 第一夜 こんな夢を見た。 腕組をして枕もとに座っていると、あおむきに寝たゆっくりれいむが、静かな声でゆっくり死ぬよと言う。 れいむは赤いリボンを枕に敷いて、輪郭のやわらかな饅頭顔をその中に横たえている。 真っ白な頬の底に温かい血の色がほどよく差して、口の中は若干赤い。 とうてい死にそうには見えない。しかしれいむは静かな声で、もう死ぬよとはっきり言った。 自分もたしかにこれは死ぬなと思った。 そこで、そうかね、もう死ぬのかね、と上から覗き込むようにして聞いてみた。 死んじゃうよ、と言いながら、れいむはぱっちりと眼を開けた。 勝気なうるおいのある眼で、長いまつげに包まれた中は、ただ一面に真黒であった。 その真黒なひとみの奥に、自分の姿が鮮やかに浮かんでいる。 自分は透きとおるほど深く見えるこの黒眼のつやを眺めて、これでも死ぬのかと思った。 それで、ねんごろに枕のそばへ口を付けて、死ぬんじゃなかろうね、大丈夫だろうね、とまた聞き返した。 するとれいむは黒い眼を偉そうにみはったまま、やっぱり静かな声で、ゆっくりしたけっかがこれだよと云った。 じゃ、私の顔が見えるかいと一心に聞くと、ゆっくりみえているよと、反り返ってみせた。 自分は黙って、顔を枕から離した。腕組をしながら、どうしても死ぬのかなと思った。 しばらくして、れいむがまたこう云った。 「しんだられいむをうめてね! 大きなしんじゅ貝であなをほってね! そしておそらから落ちてくる星のかけらをおはかにおいてね! そしておはかのそばにゆっくりまっていてね! れいむはあいに来るよ!」 自分は、いつ逢いに来るかねと聞いた。 「お日さまがでて、お日さまがしずんで、それからお日さまが出て、またしずんで―― あかい日があっちからこっちへ、あっちからこっちへとおちていくうちに―― おにいさんはゆっくりまてる人?」 自分は黙ってうなずいた。れいむは静かな調子を一段張り上げて、 「ひゃくねん待っていてね!」と思い切った声で言った。 「ひゃくねんおはかでまっていてね! ゆっくりあいにくるよ!」 自分はただ待っていると答えた。 すると、黒いひとみのなかに鮮やかに見えた自分の姿が、ぼうっと崩れて来た。 静かな水が動いて写る影を乱したように、流れ出したと思ったら、れいむの眼がぱちりと閉じた。 長いまつげの間から涙が頬へ垂れた。――もう死んでいた。 自分はそれから庭へ下りて、真珠貝で穴を掘った。真珠貝は大きな滑かな縁の鋭どい貝であった。 土をすくうたびに、貝の裏に月の光が差してきらきらした。湿った土の匂いもした。 穴はしばらくして掘れた。れいむをその中に入れた。 そうして柔らかい土を、上からそっと掛けた。掛けるたびに真珠貝の裏に月の光が差した。 それから星の破片の落ちたのを拾って来て、かろく土の上へ乗せた。星の破片は丸かった。 長い間大空を落ちている間に、角が取れて滑らかになったんだろうと思った。 抱き上げて土の上へ置くうちに、自分の胸と手が少し暖くなった。 自分は苔の上に坐った。 これから百年の間こうして待っているんだなと考えながら、腕組をして、丸い墓石を眺めていた。 そのうちに、れいむの言った通り日が東から出た。大きな赤い日であった。 それがまたれいむの云った通り、やがて西へ落ちた。赤いまんまでのっと落ちて行った。 一つと自分は勘定した。 しばらくするとまた唐紅(からくれない)の天道がのそりと上って来た。 そうして黙って沈んでしまった。二つとまた勘定した。 自分はこういう風に一つ二つと勘定して行くうちに、赤い日をいくつ見たか分らない。 勘定しても、勘定しても、しつくせないほど赤い日が頭の上を通り越して行った。 それでも百年がまだ来ない。 しまいには、苔の生えた丸い石を眺めて、自分はれいむにだまされたのではなかろうかと思い出した。 すると石の下から斜(はす)に自分の方へ向いて青い茎が伸びて来た。 見る間に長くなってちょうど自分の胸のあたりまで来て留まった。 と思うと、すらりと揺らぐ茎のいただきに、心もち首をかたむけていた細長い一輪のつぼみが、ふっくらとはなびらを開いた。 真ん丸な赤ん坊れいむが鼻の先でゆらゆらと揺れた。 そこへはるかの上から、ぽたりと露が落ちたので、れいむは自分の重みでふらふらと動いた。 自分は首を前へ出して冷たい露のしたたる、丸いれいむを齧った。 自分がれいむから顔を離す拍子に思わず、遠い空を見たら、あかつきの星がたった一つ瞬いていた。 「百年はもう来ていたんだな」とこの時始めて気がついた。 第三夜 こんな夢を見た。 赤ん坊まりさをおぶってる。たしかにまりさの子である。 ただ不思議な事にはいつの間にか眼が潰れて、盲饅頭になっている。 まりさが赤ちゃんの眼はいつ潰れたのと聞くと、ずっとむかしだよと答えた。 声は子供の声に相違ないが、言葉つきはまるで大人である。しかも対等だ。 左右は青田である。道は細い。鷺の影が時々闇に差す。 「たんぼへかかったね!!!」と背中で云った。 「ゆっ、どうしてわかるの?」と顔をうしろへ振り向けるようにして聞いたら、 「だってさぎさんが鳴いたよ!!!」と答えた。 すると鷺がはたして二声ほど鳴いた。 まりさは我が子ながら少し怖くなった。こんなものを背負っていては、この先どうなるか分からない。 どこかにゆっくり捨てようと向うを見ると闇の中に大きな森が見えた。 あそこならばと考え出す途端に、背中で、 「ゆゆん」と云う声がした。 「わらわないでね!」 子供は返事をしなかった。ただ 「おとーしゃん、まりちゃはおもい?」と聞いた。 「おもくないよ!」と答えると 「ゆっくりおもくなるよ!!!」と云った。 まりさは黙って森を目じるしにはねて行った。田の中の道が不規則にうねってなかなか思うように出られない。 しばらくすると二またになった。まりさは股の根に立って、ちょっと休んだ。 「いちがゆっくちたっているはずだよ!」と子ゆっくりが云った。 なるほど八寸角の石が腰ほどの高さに立っている。 表には左り日ケ窪、右堀田原とある。 闇だのに赤い字が明らかに見えた。赤い字はいもりの腹のような色であった。 「ゆっくちひだりへいっちぇね!」と子ゆっくりが命令した。 左を見るとさっきの森が闇の影を、高い空からまりさらの頭の上へなげかけていた。 まりさはちょっと躊躇した。 「えんりょちないでね!!!」と子ゆっくりがまた云った。 まりさは仕方なしに森の方へはね出した。 腹の中では、よくめくらのくせに何でも知ってるなと考えながら一筋道を森へ近づいてくると、背中で、「めきゅらはゆっくりふじゆうだね!」と云った。 「だからおんぶしてあげてるでしょおおおお!」 「ゆっ、おんぶありがちょうね! でもばかにしてりゅね! おやにまでばかにされちゃったよ!!!」 何だかいやになった。ゆっくりしないで森へ捨ててしまおうと思って急いだ。 「もうちょっといくとわかりゅよ!――ちょうどこんなよるだったよ!!!」 と背中でひとりごとのように云っている。 「ゆゆっ? なんのこと?」ときわどい声を出して聞いた。 「なんのことって、しってるでちょ!」と子ゆっくりはあざけるように答えた。 すると何だか知ってるような気がし出した。けれどもはっきりとは分からない。 ただこんな晩であったように思える。そうしてもう少し行けば分かるように思える。 分かっては大変だから、分からないうちに早く捨ててしまって、安心しなくってはならないように思える。 まりさはますます足を早めた。 雨はさっきから降っている。路はだんだん暗くなる。ほとんど夢中である。 ただ背中に小さい子まりさがくっついていて、その子ゆっくりがまりさの過去、現在、未来をことごとく照らして、寸分の事実も洩らさない鏡のように光っている。 しかもそれが自分の子である。そうして盲目である。まりさはたまらなくなった。 「ここだよ、ここだよ! ちょうどその杉のねもとだよ!!!」 雨の中で子ゆっくりの声ははっきり聞こえた。まりさは覚えず留まった。 いつしか森の中へ入っていた。一間ばかり先にある黒いものはたしかに子ゆっくりの云う通り杉の木と見えた。 「おとーしゃん! そのすぎの根のところだったね!!!」 「ゆっ、そうだよ!」と思わず答えてしまった。 「ぶんか五年たつどしだったね!!!」 なるほど文化五年辰年らしく思われた。 「おとーしゃんがまりちゃをころちたのは、いまからちょうどひゃくねんまえだね」 まりさはこの言葉を聞くや否や、今から百年前文化五年の辰年のこんな闇の晩に、この杉の根で、一人の子まりさを殺したと云う自覚が、忽然として頭の中に起った。 まりさはひとごろしだったんだねと始めて気がついた途端に、背中の子まりさが急に石地蔵のように重くなった。 第九夜 魔法の森中が何となくざわつき始めた。 今にもスペカバトルが起こりそうに見える。 焼け出された魔理沙が、夜昼となく、屋敷の周りを暴れまわると、それを夜昼となくアリスがひしめきながら追っかけているような心持ちがする。 それでいて森のうちはしんとして静かである。 巣には若い母れいむと子れいむがいる。父まりさはどこかへ行った。 まりさがどこかへ行ったのは、月の出ていない夜中であった。 巣の中でわらじをはいて、黒い頭巾をかぶって、裏口から出て行った。 その時母れいむのくわえていた雪洞(ぼんぼり)の灯が暗い闇に細長く射して、古い檜を照らした。 父まりさはそれきり帰って来なかった。 母れいむは毎日子れいむに「おとーさんは?」と聞いている。子れいむは何とも云わなかった。 しばらくしてから「あっち」と答えるようになった。 母れいむが「いつかえってくるかな!!!」と聞いてもやはり「あっち」と答えて笑っていた。 その時は母れいむも笑った。そうして「ゆっくりかえってくるよ!!!」と云う言葉を何べんとなく繰り返して教えた。 けれども子供は「ゆっくり」だけを覚えたのみである。 時々は「おとーさんはどこ?」と聞かれて「ゆっくち!」と答える事もあった。 夜になって、あたりが静まると、母れいむはリボンを締め直して、小枝を髪の間へ差して、子れいむを背中へ背負って、そっと巣から出て行く。 母れいむはいつでも素足だった。子れいむはこの饅頭の音を聞きながら母の背中で寝てしまう事もあった。 土塀の続いている涸れ川を西へくだって、だらだら坂を降り尽くすと、大きなイチョウがある。 このイチョウを目じるしに右に切れると、一丁ばかり奥に朱塗りの鳥居がある。 片側は田んぼで、片側は熊笹ばかりの中を鳥居まで来て、石段をぴょんぴょん登ると、暗い神社になる。 鳥居まで来て、それを潜り抜けて二十間ばかり敷石伝いに突き当ると、古い拝殿の前に出る。 ねずみ色に洗い出された賽銭箱の上に、大きな鈴の紐がぶら下がって昼間見ると、その鈴のそばに博麗神社と云う額がかかっている。 博の字が、ゆっくりした書体にできているのが面白い。 そのほかにもいろいろの呪符がある。 たいていは巫女の手にした呪符を、倒した妖怪の名前に添えたのが多い。 たまには帽子を納めたのもある。 鳥居をくぐるとたまに巫女が掃き掃除をしている。 石畳に饅頭肌の音がぴちゃぴちゃする。 それが拝殿の前でやむと、母れいむはまず鈴を鳴らしておいて、すぐにしゃがんでジャンプをする。 たいていはこの時フクロウが急に鳴かなくなる。 それから母れいむは一心不乱にまりさの無事を祈る。 母れいむの考えでは、まりさがゆっくりしたまりさであるから、ゆっくりの神の博麗へ、こうやって是非ない願をかけたら、ゆっくりかなうはずだと一途に思いつめている。 子れいむはよくこの鈴の音で眼をさまして、あたりを見ると真暗だものだから、急に背中で泣き出す事がある。 その時母れいむは、ゆっくりしていってねと叫びながら、背を振ってあやそうとする。 するとうまく泣きやむ事もある。 またますますはげしく泣き立てる事もある。 いずれにしても母れいむは容易に立たない。 一通りまりさの身の上を祈ってしまうと、今度はリボンを解いて、背中の子を前へ廻して、口にくわえて拝殿へのぼって行って、 「あかちゃん、ゆっくりまっていてね!!!」と自分の頬を子供の頬へすりつける。 そうしてリボンを長くして、子れいむを縛っておいて、その片端を拝殿の欄干にくくりつける。 それから二十間の敷石を往ったり来たりぴょんぴょんお百度を踏む。 拝殿にくくりつけられた子れいむは、暗闇の中で、リボンのゆるす限り、広縁の上を這)い廻っている。 そういう時は母れいむにとって、はなはだ楽な夜である。 けれども縛った子れいむにゆんゆん泣かれると、母れいむは気が気でない。 お百度の足が非常に早くなる。大変息が切れる。 仕方のない時は、中途で拝殿へ上がって来て、いろいろすりすりしておいて、またお百度を踏み直す事もある。 こういう風に、幾晩となく母れいむが気を揉んで、夜の目も寝ずに心配していた父まりさは、とくの昔にお兄さんのために虐殺されていたのである。 こんな悲しい話を、夢の中で母から聞いた。 (原案、漱石:夢十夜) ===================================================================== YT 過去作品 その他 エレベーターガール そ その他 変身 そ ゆっくりいじめ系27 幻想鉄道の動物対策 虐 機 霊夢×ゆっくり系2 博麗神社の酒造り 虐 料 その他 諸君私はゆっくりが好きだ そ 美鈴×ゆっくり系2 ほんめーりん×ゆっちゅりー甘甘水責め 虐 そ その他 FireYukkuri そ ゆっくりいじめ系187 終端速度 虐 家 無 永琳×ゆっくり系11 八意永琳のアルティメット・サイエンス 虐 そ ゆっくりいじめ系281 冬眠ゆっくりの子守唄 そ 環 性 家 ゆっくりいじめ系312 乙女よ、森はまだ早い 虐 性 無 ゆっくりいじめ系345 ゆっくり塊魂 虐 魔理沙×ゆっくり系4 ゆっくりの身の程 このSSに感想を付ける
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ゆっくりいじめ系1812 ゆっくりの靴 前編より続く とりあえず仕事部屋に放置してきたまりさ二匹は気がついていたのか俺が入ると騒ぎ出した。 「ゆゆっ!!お兄さんなんでまりさこんなところに入れられてるんだぜ!?」 「そうだぜ!ここはゆっくりできないからさっさとだすんだぜっ!そしてお兄さんは今日のご飯を用意してくるんだぜ!」 全く太ぇゆっくりだ・・・ 「なぁお前達。知ってるのか?お前の仲間のれいむが死んでしまったんだぞ」 「ゆゆっ!仕方ないんだぜ!れいむとちぇんはまりさ達がご飯食べるのを邪魔したからせいさいしてやったんだぜ!」 「げーらげーら!これでまりさ達のごはんの取り分が増えたんだぜ!」 「そうかそうか・・・わかったよ」 こいつらがどうしようもないゲスだと言うことがね。 「そんなことより早くこの箱から出すんだぜ!」 「ゆっくり出来ないんだぜ!」 いい加減、虐待をするつもりは無かったがあまりにも自分勝手なまりさ達に対してお兄さんの怒りも有頂天をむかえてきた。 「そうか・・・ゆっくり出来ないのか。・・・・・・・・・お前達にゆっくりする資格なんかねぇッッッ!!!」 バシンッ!! 大きな怒鳴り声とともに片方のまりさの箱の上部を思い切り叩き付ける。 「ゆひっ!お、お兄さんどうしたの・・・だぜ?」 「ぴぃ!お兄さんどうして怒ってるの?」 お兄さんの恐ろしい剣幕に二匹は素の口調に戻りかける。 「お前達・・・どうして俺の藁を食べたんだ・・・?ちぇんとれいむはお前達が藁を食べようとしたのを止めたんだろう?」 「ゆっ!そ、それはまりさ達お兄さんのお仕事の手伝いしたから藁は当然のほうしゅ・・・」 バシンッ!! またしてもお兄さんは答えていたまりさの箱を叩き付ける。 「お前達の、仕事は、俺の藁を、食い散らかすことなのか・・・!?」 流石にやばい・・・そう感じたまりさ達は媚びた笑いを浮かべながら言い訳を始める。 「ち、ちがうんだぜ・・・あ、あ、あれは・・・・・」 「まりさじゃないんだぜ。まりさ食べてないんだぜ!!」 あぁもういいや。 お兄さんはもはや何を話しても仕方ない、そう理解した。 「そうかそうか。もういいよ。お前達には新しい仕事をして貰おう」 そう言ってお兄さんは一匹のまりさを箱から取り出した。 「ゆっ?お外に出られたんだぜ!」 「まりさもっ、まりさも出してね!出してねっ!」 外に出して貰ったまりさは安心したような顔をしていた。 しかし、急に強い不可がかかった・・・そう思った瞬間に地面に激突していた! ズバンッッ!! 「ッッッッ!!!」 「ゆぇ・・・?」 顔面から地面に叩き付けられた方のまりさは顔が下になってしまっているので悲鳴も上げられずに地面に張り付いていた。 一方、箱の中にいたまりさの方は何が起こったのか理解できずに目を白黒させていた。 お兄さんは何も言わず容赦なく地面にひっついているまりさの髪を引っ張り自分の顔の高さまで持ち上げる。 「ゆ”っゆ”っゆびっ!・・・い、いだいよぼぉーーー!!」 と、声を上げた瞬間また先ほどと同じ不可を感じ・・・・ズバンッッ!! またしても地面に叩き付けられる。 「ゆべっっ!ゆ”ゆ”ゆ”っ・・・・」 今度は顔の側面から叩き付けられ、呻き声を上げている。しかし、やはり容赦なく髪を引き上げるとまた地面に叩き付けようとする。 「お、おにいざん何やでるのぉぉーーー?!ばりざが痛がっでるよ!やべてあげでねっ!」 「ん?まぁ次はお前の番だからゆっくりまってろな?」 「どぼじでぞんなごどずるのぉぉぉーー!?」 「それは後のお楽しみってね☆」 そう言ってお兄さんはまたまりさを地面に叩き付ける。 バシンッ!ズシンッ!ズバシッ! ただの作業の様に地面に繰り返し叩き付ける。 ゆっくりというのはその性質上あまり堅くはなく指で刺したり、包丁で切ったりして餡子が減ってしまうと比較的簡単に死んでしまう。 しかし、こういった面での衝撃に対しては比較的頑丈に出来ていて、苦痛を与えるための虐待としては割とポピュラーな方法になっている。 まぁお兄さんがそう言った事を意図してやっていたわけではないが。 こうしてしばらく強かに地面に叩き付けられていたまりさだが、次第に声も上げなくなってきた。 そろそろか・・・そう思ったお兄さんは次の作業に移る。 地面に張り付いたまりさを拾い上げて机の上に乗せる。 まりさの顔が・・と言うか体全体が打ち据えられて真っ赤になっている。 「ゆひぃ・・・ゆひぃ・・・ゆ”っ」 「お兄ざん!もう許じであげでねぇ!ばりざが死んじゃうよっ!」 そう言いながら透明な箱に入っているまりさが訴えかけてくるが黙殺。 「さて、次は・・・・っと」 そう言いながらお兄さんはまりさの帽子を取ってそれを自分の手にはめる。 「・・・ゆっ・・?・・・・か、返して・ね・・・ばりざの・・・お帽子がえじで・・ね・・・・・」 帽子を取られたのがそれ程不快なのか、瀕死の(と言っても体が痛いだけで餡子に傷ついてないので死ぬことはないが)状態でも反応を示す。 「あぁすぐに返してやるよ・・・」 お兄さんはまりさの頭頂部に帽子のてっぺんを当てると、少しずつ、少しずつ帽子をまりさの頭の中に押し込み始めた。 先ほどから地面に叩き付けていたおかげで全体的に柔らかくなっていたまりさの頭は比較的簡単にお兄さんの手を受け入れはじめた。 皮を破らないように、ゆっくりと慎重に・・・。 「ゆ”っ・・ゆっ・・ゆ”ゆ”ゆ”・・・ゆ”っ・・・・・や、やべっ・・・で・・」 ある程度、手首が埋まるまで帽子を頭につっこんでみた。 やはり餡子が減ることが無いので死ぬことはあり得ないが、頭の中に手を入れられるのは相当苦痛なのだろう ゆっくりと呻き声を上げ続けている。 そしてもう一方の箱のまりさは目の前で行われている残虐劇(ゆっくり達にとってはだが)を目の当たりにし箱の隅で恐怖に震えていた。 「ゆ”っゆ”っゆ”っ・・・」 手首まで入った腕を今度は手首を返して顔面の方に少しずつ掘り進める。 体の中に手首分以上の体積が入ったのでまりさの体はどこか膨らんで来たかのようになっていたが、内側から顔面に向けて異物が侵入していたため 顔の形が変わり始めてきた。 「ゆべべ・・・もうやべでぇ・・・・・・」 まりさが声を上げるたびに内部でお兄さんの手はこそばゆいような振動を感じていた。 「おいおい、くすぐったいぞww。お前こんな所で声出してたのか・・・」 どうやら口の中というか・・・むしろ内部の餡子自体が振動して音を作っているらしい。 だからこいつらが森の中で話しているだけですぐに場所が分かるのか・・・ ある意味、餡子スピーカーというやつだ。ウーファー付きの。 「よぉそっちのまりさ、見えるか?なんかこいつ腹話術人形みたいだな!」 そう言ってお兄さんは頭の中で手をグーパー閉じたり開いたりする。 するとまりさは・・・・ 「ゆあ”っ!ゆあ”っ!」 と、動作に合わせて声を上げる。 「まるで出来の悪いカエルの玩具みたいだな!!はははははははっ」 「ゆぅぅ~・・・もうやべであげでねぇ・・酷いことじないでね・・・」 「大丈夫大丈夫!どうせお前らなんて餡子がでなきゃ死なないんだろう?だから俺がお前らみたいな屑饅頭を有効活用してやるんだ。ありがたくそこでお前の番を待ってろ」 「ど、どぼぢでごんなごどずるのぉぉーーー!?」 もう自分の理解の範疇を超えた恐怖に完全にすくみ上がっているまりさ達だ。 そこでお兄さんはどうしてこんな酷い(ゆっくり主観では)事をするのか、ゆっくり、やさしく説明してやることにした。 「お前達が藁を食べようとしたときにれいむとちぇんは止めようとしなかったか?」 そう言って既に穴の広さがかなり広くなって完全に顔の形が変わってしまっているまりさを自分の顔の前に持ち上げた。 「ゆ”っ、ゆひっ・・・ぢぇんがまりざの・・・邪魔をしたんだよ・・・。だがらまりざがばがなぢぇんをやっづげだんだよ・・」 「そうだよ!れいむがまりさの食事を邪魔してきたんだよ!ぷんぷんっ」 藁を食べること自体が悪いことだと忘れてしまっているまりさは、食事の邪魔をしたれいむ達が悪い。 自分たちは無罪だから責めるなられいむ達を責めろと言わんばかりの態度で言い返してきた。 「そうかそうか、つまり悪いのはお前達の食事の邪魔をしたれいむとちぇんなんだな?」 「ぞうだよっ!ばでぃざは悪ぐないよ!!」 「・・・・お前達が食べた藁はな、これから美味しいご飯に変わるはずだったんだぞ?わかるか? お前達が食べて無くなってしまった美味しくない藁はな、俺が靴にしてとってもゆっくりできるご馳走になるはずだったんだぞ」 「ゆ”えっ?」 「ゆゆゆっ!?それじゃあまりさ達が食べたのは・・・」 「そう、美味しいご飯になるはずだった美味しくない藁だ。しかもお前達はそれを食べたいがためにお前達の仲間だったれいむとちぇんに 酷いことをして、あまつさえれいむを殺したんだ」 あまりの腹立たしさに思わずまりさの頭の中で餡子ごと手を思い切り握りしめる。 ビクンッ「ゆ”っっ!!ゆげぇぇ・・・」 「ご、ごめんなざいぃぃぃーーー。もうじないがらゆっぐりゆるじでぇええぇぇーー!」 「いーやだめだ。お前達は藁の代わりに美味しいご飯と交換する事になりました。で、今年の冬はちぇんと一緒に美味しいご飯を食べて過ごす事にした」 「ゆびぇぇぇーーーー!!!だじゅげでねっーーー!でいぶおねえじゃーーんっっ!!ぢぇんおねえじゃああーーーん!!」 自分が殺してしまったれいむやちぇんに助けを求める。流石餡子なだけあって記憶力が全くないな。 頭に穴の空いた方のまりさの整形はおおむね完了したのであとは外面の形を整えるだけだ。 まりさをもう一度机の上にのせ、鼻のあたりから底に向けて丁度中で手首の返しのあたりから底面に向けて一本。 同じく鼻のあたりから後頭部の方に向けてもう一本、藁で作ったロープで縛り上げて丁度「靴」の型に形成した。 「ゆ、ゆ”ぐっ・・・ぐるじい・・・・っ」 これで片方は完成・・・と。 お兄さんは靴状になったまりさ、靴まりさを透明な箱に移して次のまりさに取りかかる。 次は自分だ・・・そう言われていたまりさは恐怖で逃げようとするが当然狭い箱の中で逃げられるはずも無くすぐに捕まる 「やべでぐだざいぃぃーーー!まじざ靴になんでなりだぐないよぉぉーーー!!」 「だーめだめ。お前は靴決定。精々苦しんで反省してねっ!!」 ズバンッッ!! そして焼き増しの悲劇が始まった。 翌朝。 「ゆぁぁ~・・・お兄さん朝なんだよ!ちぇん元気になったんだよーわかるよー」 「んん・・・おぅちぇん大丈夫か?」 「ゆっくり元気になんたんだねーわかるよー!」 「そうかそうか、良かったな。それじゃあ朝ご飯にするか」 「朝ご飯なんだねー!わかるよー」 「わかるわかるって・・・何がわかってんだか・・・」 居間に移動してきたちぇんは不思議なモノを二つ発見した。 「ゆゆっ?お兄さんあれなーに?わからないよー?」 「ん?アレか?・・・アレはまりさだったモノだ。今は靴だがな」 「まりさは帽子をかぶってるよー。わからないよー?」 そう、今には帽子を頭の中にねじ込まれ靴状に形が変わった靴まりさが2足おいてあった。 帽子で個体識別するゆっくりは帽子が見えないと個体が分からないらしい。 「う~ん、それじゃあちょっと見せてやるか・・・」 言ってお兄さんは靴の足の入れ口をちぇんに見せてやる。 すると、確かに黒い帽子のようなモノが見えているがすでに帽子が帽子の役割を果たしていないがなんとちぇんには分かったらしい。 「ゆゆゆっっ!?ま、まりざーーー?!どうじだのー?わがらないよぉーー」 「ゆ”っ・・・ちぇんお姉ぢぁん・・だずげでぇ・・・」 「ゆっぐりばでぃざが悪がっだでず、だずげでぐだざいぃぃーー・・・」 昨夜体を手ひどく痛めつけられ、あまつさえ頭の中に手を突っ込まれ息も絶え絶えだった二匹がちぇんの声に反応して目が覚めたようだ。 「おにいざん!まりざが変になっちゃったよー!わがらないよぉーー?!」 「あぁ、まりさ達には藁を駄目にされたからな。代わりに売る物がないとお兄さんとちぇんは冬を越せなくなるんだ。 だからまりさ達には靴になって貰って今年の冬のご飯と取り替えて貰うことにしたんだ。ゆっくり理解できたか?」 「わ、わかるけど・・・まりさが可愛そうだよー・・・」 「まぁ仕方ないだろ?あいつらが藁さえ食べなければみんなで楽しく冬を越せたのに勝手に藁を食べたんだから」 「わかったよー・・・まりさ達は可愛そうだけど悪い子はおしおきされるんだねー」 「ぞんなごど言わないでだずげでぐだざいぃーー」 「ゆっぐり許じでねぇーー?!」 「はいはい、まぁ仲間として来たから最後にちぇんと話す機会だけ作ってやったけど見苦しい奴らだな。まぁこれで声を出すのは最後だから悪あがきでもしてたらいいぞ」 そう言ってお兄さんは自分たちの朝食とある物を取りに台所に行って来た。 「よし、ちぇんは先にこれを食べてていいぞ」 まずはちぇんに餌として野菜の皮をやる。 そしてまりさの口には・・・ 「じゃあ次はお前達の口にはこれだ」 そう言って焼けた鉄棒の棒を無理矢理口につっこむ。 じゅぁあああーーー!!! 「ゆぎゃあああーーーーー!!!だ、だずげっ・・・・・っっ」 熱された鉄棒は容赦なくまりさの口を焼き、次は底面をジグザグに焼き付ける。 よほど痛いのだろう。目から涙を流しながらびくんびくんと震えている。 ちなみにジグザグに焼きを入れるのは滑り止めのために返しになるような痕をつけるためだ。 一匹目のまりさの焼き入れが終わり、次のまりさに取りかかる。 「や、やべでねっ!までぃざに酷いごどじないでねっっ!?」 「はいだーめっ」 じゅぅぅーー! 「っゆ”ぅーーー!!!いじゃいよぉーーー!!!」 「ん?火力が弱くなってきてるのかな?仕方ない念入りにやるか・・・」 仕方なくお兄さんは長時間をかけてゆっくりまりさの口と底を焼き入れしていった。 その目の前でちぇんは久しぶりの豪華な食事に夢中だった 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせぇー!」 自分が半殺しにした相手にすら助けを乞うまりさ 「だずげでぇーーー!ぢぇんおねえじゃーん!!」 「わかるよー まりさは助けて欲しいんだねー。でもまりさは悪い子だからそこでゆっくり反省するんだよー」 「どぼぢでぞんなごどいうのぉぉぉーーーー!?」 「そりゃお前が人の商売道具勝手に食い荒らすからだろうが」 そう言って容赦なく熱の下がってきた焼きごてを口につっこみ二度としゃべれなくする。 「ゆぐぐぅぅーーー!!」 二匹とも呻き声しか上げなくなり、まぁ形も靴状になったのでとりあえず試し履きしてみることに。 左足・・・右足・・・・ 「「・・ゅっ・・・!!」」 うむ、懸念してたうるさい声もしないし何より履き心地がたまらない。 幻想郷ではお金持ち以外は足袋など穿かないのでそのまま藁の草履を穿くのだが、それに比べてまりさの帽子の肌触りや餡子の柔らかさと言ったら・・・ まさに上出来。そして何よりゆっくり自体は人間とそれ程体温が変わらないので非常に温かいのだ。 若干重さはあるが、藁靴にかんじきを合わせて穿いているのよりも少し重たいくらいで冬用の履き物としてはそれ程気にもならない。 試しに外に出てみる。 「ゅ」「ゅぅ」「ゅ」「ゅっ」 左右左右と一歩進むごとになにやら呻き声を上げ、なんだか涙も流しているが履き心地は最高である。 普通冬と言えば足先や手先が冷たいのであまり外へ出ることが出来ないんだが、これさえあれば冬場でも狩りに出かけることができて猟師達には売れるだろう。 しばらく試し履きをして家に戻ったが、きっちり焼いていったのでふやけることもなかった。 「おーいちぇん。ちょっとこれから外にこいつら売りに行くが付いてくるか?」 「わかったよー、一緒にいってまりさ達にお別れするよー」 こうして作った靴まりさは里でも有名な名家の稗田家のお嬢さんが通常の藁靴の10倍ほどの値段で買い取って行った。 最初はそんなに高値で売るつもりは無かったが、お嬢さんが・・・ 「これは素晴らしい物です。是非妥当な価格で買い取らせてください!」 と何故か頬を紅潮させながら言ってきたので、まぁ知識人がそう言うならそうなんだろうとその値段で売った。 しばらくて、稗田家と言う名家のお嬢さんが使っていると言うので里の豪商や名家の連中がお兄さんの元に新しく靴を作ってくれるように 買い求めに来たのでお兄さんはちぇんと協力して冬眠中のゆっくりを狩りに行き、沢山の靴を売りさばいたお兄さんは今年一冬で沢山儲ける事が出来ました。 また、一部の要望で声を潰さずに悲鳴を上げる靴ゆっくりも開発するようになりましたとさ。 「ゆべぇっ」「ゆぐっ!」「だずげっ」「たすげで」「ゆぎぃ」「ゆ”っ」 こうしてこの冬は里の中でゆっくりの悲鳴と呻き声がこだましていました。 作者:ユギャックマン
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制裁ものじゃないと罪悪感を感じる方は注意 ある日の昼下がり、ゆっくりれいむは博麗神社の縁側でお昼寝をしていた。このゆっくりれいむは以前神社の中のおせんべいを 勝手に食べてしまって、巫女である博麗霊夢に叱られ、追い出されそうになったゆっくりであった。 その際にゆっくりれいむが行く当てもなかったところを見かねた霊夢によって飼われることとなった。 今では神社の中でゆっくりする居候またはペットとなっている。 「れいむ~。おやつよ~」 「すぐにゆっくりいくね!!おやつ♪おやつ♪」 今ではおやつを一緒に食べる。 「れいむ、こっちにいらっしゃい。一緒に食べよう。」 霊夢がれいむを膝の上に招く。 「ゆっくりできるね♪れいむのおひざやわらかくてきもちいい♪」 縁側で霊夢はれいむを膝の上に乗せて、おやつを食べることにした。日向でお昼寝をしていたれいむはほかほかと日の光を吸収して暖かい。 このゆたんぽのような暖かさが心地よい。ちなみに夏には冷やして冷やし饅頭になるので、これがまた気持ち良い。 「ほら、こぼしそうになっているわよ。しょうがないわね。」 そういう霊夢は普段他者と接する時と違って柔らかい物言いだった。 「ゆぅ?れいむ、ありがとね!!ゆっくりたべさせてね!!」 れいむは食べるときにこぼしてしまうので、霊夢が手をそえてゆっくり食べさせてあげるのだ。 最初は掃除の手間を省くためにこうしたのだが、今ではこの位置が一番しっくり来た。 霊夢にとってはれいむの暖かさと柔らかさを感じることができ、安らかな気持ちになれる。 そう、ゆっくりできるのだ。霊夢は元々面倒くさがりなところがあり、暇さえあればお茶を飲んでいた。 暇な時間を一人で満喫することは確かに味わい深い。しかし、れいむが来てからは、 だれかと一緒にゆっくりすることをより楽しめるようになっていた。 今では毎日のお茶の時間が本当に楽しみである。 「れいむ、れいむ、おやつありがとね!!おれいするね♪」 そう言うとれいむは縁側で霊夢を招いた。そうすると霊夢が寝転がる。れいむは霊夢の枕になった。 「あ~、ふわっとしてあったかい。れいむ、気持ちいいわよ。ありがとね。」 そういうとれいむは満足げな表情をした。それはどこかふてぶてしくて偉そうだ。 けれども霊夢はそんなれいむをみてほほえましく思った。すこし背伸びがしたい、 かまってほしいと思っている妹がいるとこんな感じなのかと思った。 そうすると、友人の霧雨 魔理沙が尋ねてきた。何でも異変の兆候があるらしい。霊夢は身支度を整えると、 「これから出かけてくるからね。おみやげもってくるからいい子にしてまっているのよ。」 「うん!ゆっくりいってらっしゃい!!」 れいむは満面の笑みで霊夢を見送った。本当はもっと霊夢と一緒にゆっくりしたかったが、 異変解決が巫女の仕事なのだから仕方がない。れいむは仕事で疲れた霊夢が帰ってきたときに たくさんゆっくりしてもらうためお手伝いをしようと思った。口を使ってちりとりをくわえ、器用に掃除をしている。 霊夢が帰ってきたときにほめてもらいたい。なでてもらいたい。れいむは霊夢の事が大好きだった。 そのとき、 神社の上空より鳥がれいむ目掛けて急降下した。れいむは鈍重な動きと警戒心の少なさから、以前より目をつけられていた。 そして巫女がいないところを狙われたというわけである。 あっというまにれいむは鳥に捕まえられ、空高くに連れ去られることとなった。 「ゆぅ?おそらをとんでる!!たかい♪たかい♪」 れいむはまだ現在の状況を把握していないようだった。 霊夢の愛情に守られていたれいむには、これからどのような地獄が待っているのかまったく理解ができていなかった。 だんだん神社が遠ざかってくる。さすがにおかしいと感じたのか、れいむは 「ゆっくりれいむのおうちにかえしてね!!れいむのおてつだいおわっていないの!!」 と催促するが、鳥に言葉がわかるわけはない。 しばらく飛んで、れいむは鳥の巣に落とされた。鳥はそのまま次の獲物を求めて飛び去っていく。 れいむの目の前には鳥の雛達がいた。目の前にはぴぃ、ぴぃと雛たちが自分目掛けて擦り寄ってくる。 よちよちとゆっくりしたペースだ。 「ゆっくりしてる~♪」 野生から遠ざかったれいむは自分に向かってくる雛達を何の警戒心もなく近づけてしまった。 雛たちを可愛いと思ってしまっていた。あるものを忘れていたためにこのような愚行を犯してしまった。 野生の法則 弱肉強食 「いたい!いたいよ!とりさんやめて!!」 雛達はれいむのことを食料としてしかみていなかった。抵抗手段を持たないれいむは雛達についばまれていく。 小さなくちばしによるついばみは、ひとつひとつはたいしたことはなかった。しかし大量の雛、 それもとても飢えているので、久しぶりのご馳走にありつこうとみな必死にれいむをついばんでくる。 「ゆっ! ゆ゛う゛う゛うううううっ!!!やだよ!れいむはおいしくないよ!!」 生態系の最下層、動く食料のゆっくりにはあるまじき発言である。くすぐったさといたみとかゆみが同時に襲ってくる。 「れいむたすけてよ!れいむー!!!」 しかし霊夢は助けに来ない。異変解決に向かっているので当然である。 ひなのくちばしがついに中の餡子に届いてしまった。あふれ出す餡子。そしてそこに群がる雛達。 地獄の蹂躙劇がついにクライマックスへと突入しようとしていた。 しかし親鳥がいなかったことが幸いした。れいむは巣から転がり落ちることによって、うまく雛達から逃れることができた。 れいむはまた逃げていた。神社へとたどり着くことを願っていた。 しかし神社がどこにあるのかはわからなかった。 それでもまったく動かなければ餡子におびき寄せられた虫達の餌食となってしまうのである。 先ほどついばまれたところがかゆいと思ったら、蟻がたかっていた。れいむはあまりの気持ち悪さにどうにかしてしまいそうであった。 転がって蟻をふりはらうとすぐに逃げる。しかし蟻達はしつこく追ってくる。 「れいむじにたくないっ、れいむじにたくないよっ!!!ゆっぐりじたいよぉ!!」 れいむはゆっくりできなかった。蟻達は大群をかたどって襲い掛かってくる。一匹でも再び侵入を許せばそれまでだった。 はやく、はやく跳ね、少しでも遠くへと逃げようとした。それがれいむの餡子をこぼし、より多くの蟻をおびき寄せることとなっていた。 「ゔわ゙ああああああん!な゙んでえええええ!!な゙んでづいてぐるのぉぉぉ!!」 れいむは逃げる。 餡子がこぼれる。 逃げる。 こぼれる。 こぼれる。 こぼれる。 ついてくる。 しかしなんという幸運か、目の前には浅い水溜りが道を横切っていた。 れいむは全身全霊の力を使って飛び跳ねた。蟻達は追ってこない。上手く逃げ切ることに成功したのである。 「ここどこ・・・。おうちかえる・・・。れいむにあいたい・・・」 もはやどこが神社か完全にわからなくなっていた。しかし幸運にも目の前には民家、そして畑があった。れいむは民家を尋ねた。 しかし誰もいなかった。何か食べたい。ご飯をもらいたい。れいむはたいりょうのあんこを失っていたため、早く栄養を取る必要があった。 それなのに長い間飼われていたれいむはえさのとり方を忘れてしまっていた。 ふと目の前の畑に目が行った。たくさんの野菜がある。れいむはこれを食べれば傷がふさがるかと思った。 しかしそのとき霊夢の顔が頭に浮かび、以前しつけられたことが思い出される。 「今度からは勝手に人のものをとっちゃだめよ。悪いことなんだから。いい子にしていたら私がごはんをあげるからね。」 霊夢に嫌われたくない。今まで霊夢と過ごしてきた思い出が蘇る。 かまってほしさにいたずらをして怒られたことがあった。 逆に霊夢にいたずらをされたこともあった。頭からダンボールをかぶせられた。すねていたら、 霊夢が謝ってきてその後一日中遊んでもらったことがあった。 一緒に外に遊びに行ったこともあった。霊夢の友達にほっぺたをつねられたことを覚えている。 喧嘩をしたこともあった。あのときは何が原因だったのか覚えていない。れいむは都合の悪いことはすぐに忘れる。 しかし寂しくなって霊夢の布団にもぐりこんでしまったことは覚えている。喧嘩した後なのに霊夢は抱きしめて寝てくれた。 れいむは泣きながら謝った。 ひとりでゆっくりしていても楽しくはない。霊夢といっしょにいたい・・・。 「ゆ"っ・・ゆ"っ・ゅっ・・・・・ゆ"・・・・・ゅっ・・・・・・・・・ゅ゛・・」 体の中の餡子の3分の1がなくなってしまったためか、意識が朦朧としてきた。 目の前の野菜を食べないと決めたことで一気に今までのダメージが押し寄せてきたらしい。 もう動くことさえできない。 蟻達が追いついてきた。別の道を通ったのだろう。れいむの体内へと侵入し餡子をむさぼってくる。 もはや助からないことはれいむにもわかっていた。霊夢には二度度会えないと。 最後にいってらっしゃいと言ったことを後悔した。もっとわがままをいえばよかった。 少しでも霊夢と一緒にいたかった。こういうべきだったのだ・・・ ゆっくりしていってね、と 「今戻ってきたわよれいむ~。どこに行ったの~。おみやげ持ってきたわよ。いっしょにたべよ~。」
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注)イライラの続きです(作者は別の方です) あまりにムシャクシャしてきたので「ゆっくり撃ち」に出かけることにする。 納屋から猟銃代わりの小銃を取り出して簡単な点検を行う。 問題なし、直ちに使用可能だ。 弾薬箱から九七式焼夷実包と九九式普通実包をいくつか取り出して運搬用の弾入れに入れる。 ゆっくりに何をされても一切反撃しないことで里では有名な変わり者のオッサンの畑へ向かう。 あの畑ではいつもゆっくりが我が物顔で徘徊しているのは有名である。 連中に人間の恐ろしさを教育してやるとしよう。 5分ほど歩くとそのオッサンが道の向こうからトボトボと歩いてくる。 ゆっくりに甘いだけで他の点はいたって普通のあのオッサンはもう少しハキハキと歩いていたような気がするが…。 畑に行って射的の的がありませんでしたじゃ困るので話しかけることにする。 やはり腰を痛めていたようだ。しかもゆっくりに体当たりされてときた。 そこまでされたら八つ裂きにしてやりたくなるもんだが、なぜかこのオッサンは一切手を出さない。 まあおかげで楽しく射的ができるのだから文句のつけようも無いが。 オッサンに畑のゆっくりを始末する許可を(殆ど儀礼的なものだが)貰った俺は畑へと急いだ。 畑に行って射的の的がry 5分間の駈足行軍で畑から間に別の畑を挟む程度に離れた土手にたどり着いた。 畑のほうが位置が高いので土手に身を隠す形になる。 「ゆっ…く…たべ……!」「「おい…し……!」」 ゆっくりの楽しそうで人間の精神を逆撫でする声が聞こえてくる。デケエ声だ。 クリップに取り付けた5発の弾を上から装填し遊底を閉め、表尺を起こす。 安全子を手のひらで押し外し、伏射の体勢を取って射撃準備完了。 表尺から畑を覗くと大型の紅白饅頭と黒大福が1つずつ 子供の紅白饅頭が4つに黒大福が3つ見えた。 オッサンは紅白饅頭の親子しか居なかったと言っていたから、その後に呼ばれるなりして増えたのだろう。 まあ的が増えて楽しいだけだが。 一発目は焼夷実包。母親らしき霊夢種に照星を合わせて引き金を引いた。 焚き火に突っ込んだ竹がはじけるような音が辺りに響く。 無煙火薬の燃焼によりマッハ2前後に加速された銃弾は母霊夢の顔ほぼ中央に命中、 銃弾自体は反対側から出口の餡子と皮を道連れに抜けていったが、体内においていかれた焼夷剤が発火し高熱を発生させた。 「ゆっく…り?」 命中した瞬間は何が起こったか分からない様子だったが、体内で発生した高熱を感じ取ると大声で泣き叫び始めた。 「あ゛つ゛い゛よ゛お゛お゛ぉぉおお!!い゛た゛い゛よ゛お゛おおお!」 「おかあさん!しっかりしてね!」「しんじゃやだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」「ゆっくりじでええ゛え゛え゛!!」 母の悲鳴に子供達や魔理沙種が涙を流しながら声を上げる。 普通、他のゆっくりが危害を加えられると魔理沙種はさっさと逃げ出してしまう物だが、 よほど仲が良い親友だったのか逃げ出そうとはしなかった。 「さっさと逃げ出せばいいものを」などといいながらボルトを引き普通実包を装填。狙うは母魔理沙。 引き金を引くとほぼ同時に母魔理沙の額にパスッと小さな穴が開き、反対側がはじけとんだ。 親友を心配している顔で「ゆ゛ぅ゛ぅ゛う゛゛う」と断末魔をあげて絶命した。 残った三発を子供の黒大福に平等に一発ずつ叩き込んだ。体が小さいためか銃弾は母ほどダメージを与えずに反対から抜けていった。 小さな黒大福は「た゛す゛け゛て゛ー!」「い゛た゛い゛よ゛ー!!」と言ってのた打ち回っている。 遊底を開けて次弾装填、すべて普通実包だ。 次々に周りの友達や肉親が倒れていって混乱のさなかにある紅白饅頭にも一発ずつプレゼントし、 やはり苦しみながらのたうつのを見て表尺から目を離す。 なかなか愉快な気分だったが、何時までも叫ばれ続けるのも腹が立つので慈悲深いことに止めをくれてやることにした。 銃剣を取り出して小銃先端の着剣装置に装着する。 もう音を立てないようにしても意味が無いので、小銃を構えて走る。 あっというまに畑にたどり着いたが、どのゆっくりもこちらには気がつかない。挨拶ぐらいしてもいいじゃないか。 こんな無礼な生き物はやはり死すべきだと再認識したので、この中で一番苦しそうな(一番目障りな)母霊夢に足を向ける。 母霊夢は白目をむきながら「ゆ゛、あ゛、あ゛、あ゛…」と不気味な声を上げて苦しんでいた。 目の前に立ってやっとこちらに気づいたようで「た゛す゛け゛て゛…」とか言ってきたが勿論無視。 腰を低く落とし銃剣で一気に突く! 「ゆ゛う゛う゛う゛っ!!!」 どこにそんな体力が残ってるんだと思うぐらい大きい断末魔を上げたあと、ガクリとくずれ動かなくなった。 「確認殺害戦果1、だな。」 そう呟くと、今の断末魔でこちらに気づいた子ゆっくりどもの始末に向かう。 「お゛し゛さ゛んや゛め゛て゛ええ゛!!」「と゛う゛し゛て゛そ゛お゛いうこ゛と゛す゛る゛のー!!」 何か言ってきてるが当然やめるつもりは無い。母の餡が付着した銃剣で子ゆっくりを突き刺した。 「ゆ゛ふ゛っ!」「ふ゛け゛っ!」「ゆ゛っく゛りさ゛せ゛て゛ふ゛ほ゛っ!」 紅白饅頭を3つ処理し、次に黒大福の処理に向かう。殆ど作業だった。 「ゆっく゛りや゛め゛てへ゛っ!」「ゆ゛る゛し゛っ!」「い゛っし゛ょに゛ゆっく゛りし゛ふ゜っ!」 命乞いをして来たゆっくりを突き刺すことほど気持ちが良い物はそうそうないと思う。 何か忘れた気がしてきた所で、ふと後ろを振り向く。 餡子を引き摺りながら最後のゆっくり霊夢が必死に逃げていた。もう殆ど森へ入っている。 何を思ったか「おじさんはひとりでゆっくりしててね!」などと捨て台詞を吐いた。 だが、それが良くなかった。 発声するために一瞬移動をやめ、その為に隠れられそうな岩陰にあと少しのところで銃弾を受けてしまったのだ。 どうせ放って置いてもあの様子じゃ捕食者に食われるか野たれ死ぬかなので見逃してやろうと一瞬思ったが、 死ぬまでに他のゆっくりに出会って此処の惨状を伝えられるとひどく不都合なことになる。 別にゆっくりの復讐など恐れることは無いが、此処の惨状を知ったゆっくりが此処へこなくなるのは避けたかった。 折角の楽しい趣味が一つなくなるのは非常に不都合だ。 そこまで考えた俺は、あと少しで岩陰に入ってしまうゆっくりに表尺を合わせ引き金を絞った。 そのゆっくりは何が起こったかわからなかった。 あとすこしでおうちにかえれる!そう思ったとき、急に視界が飛んだ。 分からないのも無理はない。 最初に受けた銃撃で体の構造が不安定になっていたところに受けた二発目の銃弾は、その持てる運動エネルギーで饅頭に不可逆的な変化を起こしたのだった。 俺は愉快な気分で帰宅中だった。 ゆっくりを手に掛けるところを思い出すと、どうしても笑みがこぼれる。 特に最後のは傑作だった。 銃弾が命中した瞬間、饅頭が粉々に弾けとび、何が起こったかわからないという顔の部分が空中からひらひらと地上へ落ちていくのを見てしまったのだから。 オッサンには楽しい思いをさせてもらったお礼に、何か作物をあげようかと思いながら彼は家へと急いだ。
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仕事に疲れた体をゆっくり休めようと家に帰ってくると家の中からなにやら蠢く音が。 こんなぼろい家に入ってくるのは、最近急激に増えてたゆっくりとか言うやつだろう。 案の定家の中にいたのはゆっくりであった 「おにいさん、ゆっくりしていってね」 「ここはまりさがみつけたから、まりさたちのおうちだよ。 わかったらごはんをもってくるか、ここをゆっくりでていってね。」 「うっせぇ、糞饅頭共め。少しは静かにしてろ。」 このあたりにも出没しているらしいことが分かっていたので、食料だけはしっかり保管していたため 被害にあった物といえば破れかけの襖にゆっくり大の穴が開いたことと、剥れかけの壁紙が剥がれてしまった事位だろう。 戸の建てつけも悪かったからそこから入ったんだろうと暢気に部屋の中を見ていると割れたガラスを発見した。 「まじかよ…。」 家に取って置いたお金も博打と酒と女に消え、次の給料日まで赤貧生活をしなければならない私にとってこれは大きな出費であった。 がそれは仕方がないとあきらめ適当な廃材を持って窓自体を塞ぐことにした。 家にいたゆっくりは非常食ぐらいになってくれるだろうと気にもしなかった。 壁から生えている怪しげなキノコを食べてるし、ゆっくりが食べて大丈夫なら焼けば食えるんだろうか。 こうして一人と2匹の奇妙な生活が始まった。 非常食用のゆっくりが逃げ出しても困るので、ゆっくりが逃げ出せないような衝立(ついたて)を立てかけて仕事に行く毎日。 そんなある日、実入りのいい仕事があるが数日かけての泊り込みというものを受け、家を開けてしまう。 食料も帰ってくる頃には腐ってしまうだろうと部屋の中のゆっくり共にぶちまけておいた。 そうして幾日か過ぎた頃、ゆっくりの体に変化が現れた。 ゆっくりの体が少しずつ黒ずんできたのである。 この部屋は湿気を多分に溜め込みやすく、唯一の窓も廃材で蓋をしてしまったため空気の循環がなくなってしまったのである。 唯でさえキノコとか(笑)が生えていただけにその部屋の汚さは想像できるだろう。 「からだがかゆくなってきたよ。まりさはうしろをかいてね。」 「わかったぜれいむ。」 そうしてれいむの後頭部をまりさが頬で擦ってやる。 擦っているうちに発情してきたのか段々と擦るスピードが増してくる。 いつの間にやら顔を上気させて「ゆっ!!ゆっ!!ゆっ!!」とおぞましい交尾をしていた。 「「すっきりー。」」 まりさの頭から蔓が生えていき、幾つかの実ができる。 「あかちゃんができたね。」 「すごくゆっくりしたこになるといいね。」 翌朝眼が覚めると、まりさの蔓に付いていた実の半分ほどは真っ黒になっていた。 また、まりさの頬も黒ずみ始めていた。 「あかちゃんがまっくろになっちゃったよ。まりさどういうこと? まりさのほっぺたとおんなじいろをしているよ。」 「わからないんだぜ。」 「まりさがなにかわるいものでもたべたせいだよ。」 「まりさはれいむとおなじものしかたべてないよ。」 それでもゆっくり達は少し調子が悪いだけですぐに良くなるだろうと思っていました。 「まりさ、またうしろがかゆくなってきたからかいてほしいよ」 「またなのかだぜ。しかたがないなぁ。」 こうして今日もカビ胞子を自分にくっつけることになるまりさ。 それから数時間後には無事に(?)赤ゆっくりが生まれることになった。 「「「「ゆっくりしちぇいっちぇね」」」」 「「ゆっくりしていってね」」 生まれた赤ゆっくりはれいむが2匹にまりさが4匹。 そのうちれいむ1匹とまりさ2匹は真っ黒であった。 初めて生まれた子供に対して感慨深かった親ゆっくりであったが、 黒ずんだゆっくりは 「「「かりゃだがすごくかゆいよ。 おかーしゃん、かりゃだをかいちぇね」」」 黒ずんだゆっくりをきれいにしてやろうと親ゆっくりは体を舐めてやる。 しかしいつになってもきれいにならず、赤ゆっくりのかゆみも引くことはない。 いくら舐めてもかゆみが引かないことに痺れを切らした赤ゆっくりは壁に自分の体をこすり付ける。 しかし体に根ざしたカビは深く、体が削れてもかゆみが引かない。 体を擦りすぎて餡子がはみ出している物もいた。 「あかちゃんはそれいじょうこするとしんじゃうよ。」 「ゆぎぃ、かゆいよ。すごくかゆいよー。」 かゆみに耐えられず擦り続けていた赤ゆっくり達はついに事切れてしまう。 「れいむのあがぢゃんがー。」 「まりざのがわいいあがぢゃんがー。」 「ここはゆっくりできないばしょだよ。 ゆっくりはやくゆっくりできるばしょにいこうね。」 しかし外に出ようにも、窓を塞がれ衝立が高く聳え立つこの場所から逃げ出すことはできなかった。 さらに数日後、男はホクホク顔で家に戻ってきた。 「短期だったが実に実入りのいい仕事だった。 ゆっくり共がぎゃーぎゃーうるさいがそれさえ耐えれたらなんとかなるな。 また加工場で募集してたら受けよう。」 この金で何に使おうか思案しながら家に入ってみるとそこは魔境であった。 部屋にいたゆっくりは全身真っ黒になっていて、その周りにはソフトボ-ル大の黒い塊が3個あった。 その辺に脱ぎ散らかしてあった下着からはキノコまで生えている。 「この部屋に住むのはもう無理だな。 幸いここに金はあるから別の場所に引っ越すか。」 「おにいさん、ここからだしてね」 「なんだこりゃ。気持ちわりぃ。」 その声に驚く男。 まさか生きてるとは思いもしなかった。 新しい住人がここに来るにもゆっくりを置きっぱなしもまずいと思ったのかゴム手袋をし、黒い塊を外へと放り投げる。 「ゆぐっ!」や「ゆべっ!」など聞こえたが気にしない。 貸主に引っ越す旨を伝えてこの家を去ろうとするが、貸主も家の惨状にびっくりしていた。 多額の修繕費を払わされたのは言うまでもない。 外に放り出されたゆっくりはかつての我が家へと戻っていった。 が巣の中にはすでに新しい住人がいたようだ。 「ここはまりさとれいむのおうちだよ。 はやくでていってね。」 「なにをいってるのかしら。 ここはありすがみつけたおうちなんだからありすのものにきまってるでしょ。 それにまりさとれいむはどこにいるのかしら。」 「まりさたちはここにいるよ」 ありすに向かって黒い塊が抗議の声をあげる。 「そんなまっくろなまりさやれいむはみたことないよ。 ゆっくりでていってね。」 そう言って黒い塊に体当たりをする 自分の子供まで体当たりされ始め、このままでは子供が死んでしまうと思ったのかこの場から逃げ出してしまう。 「おかーしゃん、かゆいよ。」 「がまんしてね。おかーさんもかゆいんだから。」 それから親しい友ゆっくりの元に向かうが、皆黒い塊に怯えたりしたため追い払われてしまう。 このゆっくり達にとってゆっくり出来る場所はなくなってしまった。 またカビゆっくりに体当たりをしたゆっくりにも変化が起こっていた。 カビゆっくりに触れたところから黒ずみ始めたのである。 このカビは接触感染する物だったがこのかゆみをやわらげてあげようと、子供やつがいのゆっくりが擦ってあげたため、瞬く間に伝染してしまった。 この山には夜な夜な黒い塊が動くという怪談が里まで広がりいっそう恐れられることとなった。 あとがき スレのほうでカビが話題になっていたので急いで書いてみた。 カビに対する知識がないから想像して書いてみましたが、この男の部屋には住みたくないなぁ。 3作目なので私も作者名を作ろうと思います。 しゃべらないゆっくりと言うことにします。 それではまた次のSSで by しゃべらないゆっくり これまで書いた物 狭き門 ゴッドかなこ このSSに感想を付ける
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ゆっくりとりひきしていってね!2 1はfuku1985.txt 翌日、れいむたちが起きたのは正午。 満腹だったから熟睡できたのだろう。 しかし、起きてすぐにれいむは思い出した。 「ゆ・・・たべものどうしよう・・・」 そう。 自分達の何かを代償に、食べ物が得られる仕組み。 れいむは素直というか物分りがいいというか。 このシステムに反対はしなかった。 無論、まりさも。昨日までは。 「ゅ・・・おなかすいたよ!」 まりさもやっと眠気から覚めたようだ。 無論、まりさの餡子脳では昨日のシステムを覚えているはずも無い。 「まりさ、たべものどうしよう・・・れいむたちのからだをおにいさんにあげなきゃいけないんだよ」 「ゆ?・・・ゆゆ」 まりさもやっと思い出した。 しかし、基本自己中心であるまりさ。 そんなこと言われれば言うことは唯一つ。 「まりさはいたいのはいやだよ!!れいむがやってね!!!」 「ゆ!!?れいむだっていだいのい”や”だよおおおおおおお!!!」 まあ自己中心でなくとも痛いのが好きだどというマゾヒストはそういないだろう。 こうやって口論になるのは当然といってもいいことだ。 しかし、ゆっくりの中で頭の良さはまりさが上なのだ。 まりさはれいむをゆっくり口説いていく。 「・・・ゆ!ならきょうはれいむがやってよ!あしたはまりさがするよ!それでいいでしょ?」 「ゆ・・・」 まりさの提案。 日代わりで交代して食料を貰う。 確かにそうすれば多少痛くてもゆっくりできる。 れいむはまりさがうそつきということを知らない、あっさりと信用してしまった。 「ゆ・・・ゆ!わかったよ!きょうはれいむがやるからまりさはあしたゆっくりよろしくね!!」 「わかったよ!きょうはれいむおねがいね!!」 まりさがこの時おおこわいこわいの顔をしていることはれいむは気づかない。 頬を千切られる恐怖でいっぱいだった。 結局昼は抜いた。 寝起きはあまり食べる気はしないのはゆっくりも同じだった。 夜 呼び鈴を押すと少年が舞い降りた。 それはもう満面の笑みで。 「食料が欲しいのか、そうかそうか。なら何がいい? 生ゴミか?くず野菜か?果物?3日分の・・・は無理だな。 1週間外出するか?楽しいぞ?」 れいむは察した。 おにいさんはたのしんでいる。 れいむたちをいじめること。 れいむたちのあかちゃんをころすことをたのしんでいる。 しかし、ここから出れない以上、逆らえない。 逆らえば食料を貰えず、そのまま餓死。 少しでも生き延びたいならここは押さえるべきなのである。 「ゅ・・・おにいさん!この『なまごみ』ってかいてるのをちょうだい!」 「生ゴミでいいのか・・・?まあいいさ、ご希望には全力でお答えするのが俺のルール。」 そう言うと少年はれいむを持ち上げた。 まりさにはそれがれいむだけを逃がそうとしているようにしか見えない。 「ゆゆ!!ずるいよ!!れいむだけおそとにだそうとしないでね!!」 「違うさ。すぐに戻る。すぐにな。さて・・・」 少年はれいむのほうを見る。 れいむは既に恐怖で震え怯えている。 「ゆ・・・ゆっくりしてね」 「ほお、いいのか・・・ゆっくりで。それじゃはじめるぞ」 少年はれいむの右頬をつまむ。 そして少しずつ、れいむの言われたとおりにゆっくりとねじる。 少しずつ、ブチブチと、亀裂が走る。 「ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”!!!!いだだだい”いだいだいだいだい!!!!!」 「ならやめるか?その場合食料はなしだ。」 「れいむ!はやくしてね!たべものがでなかったらゆるさないよ!!!」 「どおじでそんなごどいう”のおおおおおおおおおお!!!!!???」 まりさから罵言を受けるれいむ。 そのときの少年はにやけていた。 「いたいのか。じゃあやめてやる」 少年は手を離しれいむをケースに戻そうとする。 「や”り”ま”す”う”う”う”う”う”!!!た”か”ら”や”め”な”い”て”ぇええええ!!!!!」 「どっちだよ、仕方ない」 少年は再びゆっくりとねじる。 「は”や”く”し”でぇええええ!!!い”た”い”の”おお”お”お”お”!!!」 「なら見せてやる、これが俺の全力全開!」 「ふんっ」と気合を入れて少年は千切る。 その千切りはまさに神速。 ありのままに説明すると気合を入れたと思ったら既に千切れていた。 何を言っているのか分からないとは思うがナレーションを勤める私にさえ分からない。 ただいえることはこの少年には何か秘められた力がある。 今はそれが少し垣間見えただけである。 しかしそれが開花するのもそう遠くないだろう。 それはおいておいて、ちぎられたれいむはというと、 「・・・!!!???いあだあだあだああああいあいいい!!!!!!」 頬に電流走る―――― ではなく頬に激痛が走っていた。 あまりの痛さに最初は気がつかないほどだ。 しかし、それよりも驚くのはまりさだ。 れいむが傷ついているのもなんのその。 「おにいさん!はやくたべものをちょうだい!!」 「まりさ”あ”あ”あ”あ”あ”・・・・!!!!」 「勿論だ。ほれ、生ゴミだ。」 少年は袋を持ってきて1食分の生ゴミを放り入れる。 まりさの帽子に見事ヒットし、まりさの帽子から「ベチャッ」と音がした。 「ま”り”さ”の”ほ”う”し”か”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!」 「昼食、一人分だけだ。残してもいいが生ゴミに関してそれは推奨しない」 れいむを放り投げそうだけ伝えると少年は姿を消した。 「まりさ!ひどいよ!!れいむよりたべものなの!?そんなまりさとはゆっくりできないよ!!」 れいむは頬を膨らまし威嚇する。 それを見たまりさは必死に弁明した。 「ごかいだよれいむ!おなかがすいてればひっしになるのはとうぜんだよ!ゆるして!!」 それを聞いたれいむはまたもあっさり認める。 「ゅ・・・。わかったよ!あしたはまりさがやってね!!」 「わかったよ!まずはごはんをたべようね!」 まりさは我先にと生ゴミをかぶりついた。 「ゆゆゆ!!ずるいよ!れいむのぶんものこし・・・て?」 まりさの顔が青く、苦虫を噛んだような表情に変わってゆく。 B級ホラー映画になら出演できるような顔になっていた。 「ぶぅっぇええぇえええ!!!!まずいよ!くさいよ!こんなのたべものじゃないよおおおお!!!!!」 ベッとまりさは生ゴミを吐き出した。それは確かに臭くて食べられなそうだった。 それを嗅いだれいむは怒った。 「ゆ!!きっとおにいさんがまちがってだしたんだよ!もういちどおにいさんをよぶよ!!!」 れいむは呼び鈴に何度も体当たりする。 少しして少年がやってきた。 今回は舞い降りず、走ってきた。鬼の形相で。 「うるせぇよ!呼び鈴は一度押すだけでいいんだよ!!今度何回も押したら焼き土下座させるぞゴルァアアアアアァァァ!!!」 「「ごめんなああっさああああぁあぁぁぁああいい!!!!!」」 それはまさしく鬼。後半言ってることは分からなかったがとにかく次からは1回だけにしよう。 無論、よいこのみんなもピンポンダッシュはだめだぞ? 「で、何か?」 「ゆ・・・!おにいさん!!これはたべられないよ!!まちがえたんでしょ!?はやく『なまごみ』をもってきてね!!」 「は?」 「だから『なまg「それが生ゴミだ。」 れいむは意味が分からず、言葉を失う。 次はまりさのターン! 「おにいさん!これくさくてまずいよ!ほかのたべものをもってきてね!!」 「何言ってるんだ、それを得る為にれいむの頬を一回千切ったんだぞ。その分がそれ。 それにそれはまずくて臭かろうが栄養は保障する。但し3食分くらいで初めて1日分の栄養が補えるんだけどな 何を言われようが一回じゃあそれだけだ。じゃあな」 「ゅ・・・ゆぅうう・・・」 まりさは落胆した。まさかこんなものが出るとは思いもしなかった。 しかし、れいむは違った。 「・・・むーsy・・・んぎゅう!!んぶぶ・・・・・・-しゃ・・・むーしゃ・・・しあわせー・・・」 「!!?」 まりさは心底驚いた。 れいむがそのまずくて臭いものを食べたのだから。 「れいむ!なにかんがえてるの!?ばかなの!?なんでそんなくさくてまずいものたべるの!?」 「これをたべればいきれるよ!!これをたべないまりさはしぬんだよ!!かわいそうだね!!れいむはいきれる!ゆっくりできるよ!!」 「いや”あ”あ”あ”あ”あ”!!!ゆ”っく”い”した”い”い”い”い”い”い”!!!」 しかしもうまりさの分は無い。れいむが全てたべ終えたのだ。 れいむは口の中が不満だが、空腹は満ちたし段々と元気になってきた。 生ゴミでも一応、栄養は補えるのだ。くず野菜と比べれば微々たる物だが、最低でも死ぬことは無い。 「まずかったけど・・・きょうはゆっくりねむれるよ!!」 まりさは暫く泣いていたが、れいむはすぐに眠りに着いた。 2日目は終わった。 しかしこの時点でまだ2匹に変わった様子は無い。 ゆっくりとりひきしていってね!2 終 _________________________ あとがき 虐待要素はあまりないよなぁ・・・ 頬を千切るとかしかない。 子供を渡すのは精神的虐待だし。 自分自身もう少し少年に虐待させたい と少し後悔してますw 代表作 ゆっくり大福 ゆっくりとりひき 2~以下続 このSSに感想を付ける
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注意 某マンガのパクリあり。 その他いろいろ 【ゆっくり兵団】 「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」 さて、今森ををのたのたと跳ね回っているのは説明不要の饅頭ナマモノ『ゆっくり』 今日も今日とて親子仲良くあっちへふらふら、こっちへふらふら。 「ゆっくりできるよ!」 「みんなでゆっくりしようね!!!」 無計画にふらつくものだから今どこにいるのかを把握している者はいない。 だが彼女らはそれでよかった。 決まった住処を持たずに食べたいときに食べ、眠りたいときは眠る。 この森には彼女たちに関わろうとする物好きな生物はいない。 「みんな! おかあさんと一緒にゆっくりしようね!」 「まりさはこっちであいしそうなくささんを見つけたよ!」 両親はれいむとまりさ。ごく普通な組み合わせ。 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!」 「おいしいよ! もっといっぱい食べるよ!!!」 子ゆっくりは四匹。れいむ二匹に、まりさ二匹。 本当にありふれた配分。 「ゆっくり眠くなってきたよ!」 「ゆっくり眠るよ!!!」 「「「「「「ゆー…」」」」」」 一家そろって夢の中へ。 所変わって、森の外れ 「あのおうちの中にはきっとあまあまも美ゆっくりも沢山いるはずなのぜ!」 「あれはれいむ達の物なのに人間が邪魔するから入れないよ!!!」 「でも今はあの田舎者人間はどっかへ行ったわ! 今のうちにはいるわよ!」 「むきゅ! 人間はずる賢いからきっと罠が仕掛けてあるわ!!!」 「それじゃあ、適当なゆっくりを使って安全を確かめさせるのぜ!」 説明不要のゲス四匹。人間の家を乗っ取ろうと画策中。 多少は頭がよいのだろうか、人間が罠を仕掛けたであろう事を予想した。 そして、その罠を見極めるためのスケープゴートを探しに森へ。 「早速見つけたのぜ!」 「むきゅ! 早速人間の家に入れてみるのよ!」 何の因果か、ゲス達が見つけたのは先ほどの一家。 全員ゆぴーゆぴーと呑気に寝ていた。 「おきろおおぉぉぉ!!! れいむのためにおぎろおおぉぉぉおおお!!!」 ゲスれいむが大声で叫ぶ。 「「「「「「ゆわー!」」」」」」 突然の大声に飛び起きる一家。 「なんなの!? 今の!?」 「ゆっくり出来ないよ!!!」 「ゆっくりしていってよー!!」 不満を口にする一家。 「うるさいのぜ!」 ゲスまりさが叫び、一家を黙らせる。 「いい、よく聞くのよ! あなたたちにはゆっくりあのおうちに入って貰うわ!」 ゲスありすが説明するが、ここはまだ森の中。人間の家は見えない。 とりあえず一家を人間の家の前まで連れて行く。 「ゆー! 大きいね!」 「すごいね! ゆっくり出来そうだね!!!」 「れいむ、あのおうちに入ってみたいよ!」 「まりさも! まりさも!」 大はしゃぎする一家。 「なにこいつら! すごい馬鹿だよ! ぷーくすくす!」 「馬鹿だから都合がいいのぜ! さあ、さっさとまりさ様のおうちに入ってくるのぜ!」 ちゃっかりおうち宣言をしつつ、一家を人間の家に侵入させる。 この家ではゆっくりを飼っているのだろう、 ドアにはご丁寧にゆっくり用の出入り口が取り付けられていた。 「ゆー! ゆっくり出来る大きいおうちだよ!」 「すごいよ! こんなおうち見たことないよ!!!」 今まで狭い洞窟や木の洞を「おうち」としていた一家からすれば、 まさにこの世の楽園のように見えたのだろう。 早速家の中を跳ねて探検を開始する。 テーブルや椅子に飛び乗り、暴れる。 当然、暴れ回った衝撃で家具やら食器やらが落ちる。 テーブルの上に乗っていた皿も床に落ち、皿の上に乗ってた食べ物も落ちる。 「ゆ、これおいしいよ!!!」 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!!!」 「みんなでいっぱいごはんさがそうね!!!」 「「「「「ゆー!」」」」」 こんな調子で家の中を荒らす一家。 ゲス達は一家の様子を見て、この家なら安全だと判断した。 「よーし、まりささま達も突撃するのぜ!」 「むきゅ! 決戦の時よ!」 「都会派は焦らないわ!」 「れいむのおうちに行くよ!!!」 早速家に入り込むゲス四匹。 「まずいぞまずいぞっ!」 「くー」 「寝てる場合じゃないぞっ!」 「へぎょ!」 寝室から居間と台所の惨状を目の当たりにするこの家の飼いゆっくり。 ゆっくりえーきとゆっくりこまち。 寝室で二匹そろってお昼寝をしていたら、ゆっくり達が侵入してきた。 皿の割れる音で目を覚まし、寝室のドアを少しだけずらして様子を伺うと、 ゆっくり数匹が部屋を荒らしていた。それどころか、今度は侵入者の数が増えた。 「このままじゃまたおとーさんに怒られるぞっ!」 「えーきさま、ゆっくりお昼寝させてくださいよぉ…」 「そんなこと行ってる場合じゃないぞっ! 居間と台所をよく見るんだぞっ!」 「全く…えーきさまはもうちょっとゆっくりしたほうg…へぎょおおおお!!!」 こまちもようやく事の重大さを知ったようだ。 「え、え、えーきさま! どうしよう!」 「と、とにかく追い出すんだぞっ!」 ばんっ! 「お前達! 今すぐここから出て行きなさい!」 「そ、そーだ! そーだ!」 出せる勇気の全てを出して出て行かせようと声を張り上げるえーき。 それに続くこまち。 「ゆ! えーきとこまちだよ!!! ゆっくりしていってね!!!」 「「ゆっくりしていってね!!!」」 思わず反応してしまう二匹。 「! こまち! 反応しちゃだめだぞっ!」 「えーきさまだって反応したじゃないですかぁ…」 「ゆっくりしようね! えーきもこまちも一緒にゆっくりしようね!!」 「みんなでゆっくりすればゆっくりできるよ!!!」 「だめだぞっ! ここはおとーさんとえーきとこまちのおうちだぞっ! 早く帰るんだぞっ!」 「そーだ! そーだ!」 「ゆー! 一緒にゆっくりしようよー!」 「ゆっくりー! ゆっくりー!」 不毛な言い争いをしていたらゲス達が駆けつけてきた。 「うるさいのぜ! お前ら全員まりささまのおうちから出て行くのぜ!」 「むきゅー! もう馬鹿に用は無いわ! 消えなさい!」 「れいむがゆっくりするために馬鹿はみんな死んでね!!!」 「ゆゆゆぅ!? やっぱり飼いゆっくりがいたわ!!! 都会派なありすをすっきりさせてねええぇぇぇぇ!!!」 「ゆあー! れいぱーまで居るなんて聞いてないぞっ!」 「えーきさま! 一旦にげましょう!」 ぽいん、ぽいんと逃げ出す二匹。 廊下に出るも、すぐに追いつかれる。 「ゆっへっへ! まりささまから逃げられると思ってるのぜ!」 ぼいんっ! 「いたいぞっ! ひどいぞ!」 「怠け者のこまちはれいむがゆっくり殺してやるよ!!!」 ぼよんっ! 「へぎょぉぉおおお!!!」 ゲスに嬲られる二匹。 「んほおおおぉぉぉぉ!!!」 「よけるぞっ!」 えーきはありすの体当たりをぎりぎりの所で避けた。 さすがにレイパーに捕まるわけにはいかないという事だろう。 ありすは止まることも出来ずにそのままゲスまりさへ。 「んほおおおぉぉぉぉ!!!」 「こら! アホありすの分際でまりささまとすっきりするなんて ひゃくねん早いのぜ!!」 ぼいんっ! 「いだいわああぁぁぁぁ!!!」 「むきゅきゅ! まりさもありすも馬鹿ね!!! えーきはぱちぇにあっさり殺されるが良いわ!!!」 ぽいん! 「ひどいぞっ!」 「ゆっくりしてないね!」 「みんなゆっくりしようよ!」 物陰からビクビクしながら小さくしゃべる子れいむ、子まりさ。 他のゆっくり達は居間でのんびりくつろいでいた。 ぼよん「れいむに、」ぼよん!「殺されるなんて!」 ぼよん「光栄に思ってね!!!」 「へぎょぎょ…、ゆ、ゆ、ゆぎぎぎ…! ゆがああぁぁぁああああ!!!!」 ぼよん! 無抵抗だったこまちがれいむを跳ね返した。 突然、こまちが叫んだ。早い話がキレた。 ゲス達もあっけにとられた。 「えーきさま! もう我慢できない!!! 『アレ』をつかいますよ!」 「こまち! 落ち着きなさい! 『アレ』を使ったらまたおとーさんに怒られるぞっ!」 「今使わないでいつ使うんですか!?」 「う、しかたないぞっ!」 二匹はそれぞれ壁に仕掛けられた隠しスイッチを押す。 すると、天井がぱかりと開き、丸い物が沢山落ちてきた。 よく見るとそれはゆっくり。しかし普通のゆっくりではない。 全てのゆっくりの目はえぐられ、眼窩には詰め物がされ、 額のあたりに目玉が取り付けられている。 ほとんどが髪の毛がない禿饅頭で、継ぎ目のような奇妙な模様がついている。 「なんなのぜ…?」 「ゆ、ゆぎゃあ"ああ"あア"アああアあ"あぁあ"あアあ"ああ"! あア"あぁア"ああ"アあ"あ! あ"あア"アああアあ"あぁあ!!! ゆぎい"イ"ぃぃぃ"あアあ"あアぁ"ぁァ"ああ"アア"あ" ユ"ギャあ"ああ"あア"アあ"あア"アああアあ"あぁあ!!!」 ゲス達も様子をうかがっていた子れいむ子まりさも皆戦慄した。 この世の物とは思えない恐ろしい悲鳴を上げる禿饅頭達。 しかも禿饅頭達の容姿は恐ろしく醜く、また動きも気持ち悪い。 「「ゆ、ゆ、ゆっくりしいってねー!!!」」 子れいむと子まりさはゆっくり出来ない気がしたが、 いつものようにみんなとゆっくりする時のように挨拶した。 「「「「「「ゆぎぃっ!?」」」」」」 禿饅頭達が一斉に居間の方を向いた。 「ゅっぐりぃ…」 「おどぉざん…」 「いだぃよ"…」 「だずげで…」 「ゆ、ゆ? みんなでゆっくりしようね!」 恐怖心を押さえ、話しかける 「ユ"っぐり…」「ゆッグリ」「ゅっくり"」「ユッグリ…」 「そ、そうだよ! ゆっくりだよ!」 がぶりっ! 「ゆ…」 子まりさが最後に見たのは自分に群がる禿饅頭達の姿だった。 「ゆああああぁぁぁぁ!!!! まりさ! まりさーーーーー!!!」 「ゅぎゃあ"ああ"アあア"ああ"あア"!!!」 子れいむは子まりさが殺され、パニックに陥り、居間に居る両親の元へ 禿饅頭達もそれを追う。 「ゆわあああああ!!!! なんなのあれえええええ!!!」 「ゆっくりしていってよー!!!」 「いやああああ!!! れいむをたべないでえええええ!!!」 数十匹にたかられたゆっくり一家はあっという間に全滅した。 「に、にげるのぜええええええ!!!」 「れれれれれ、れいむもにげるよおおおぉぉぉぉ!!!」 「こんなのどかいはじゃないいいいぃぃぃ!!!」 「むぎゅーーーーー!!!」 玄関へ向かうゲス達。 「一匹たりとも逃がさんぞ!!! 覚悟しろ!!!」 玄関のゆっくり用出入り口には恐怖で泡を吹いて気絶したえーきと 鬼の形相でゲス達を睨み付けるこまち。 「れいむに勝てると思ってるの? 馬鹿なの? 死ぬの?」 「むきゅー! れいむ! さっさと馬鹿こまちを殺してね!!!」 「田舎者はさっさと死になさい!!!」 まりさだけ、黙ってその場から離れた。 「ゆー! れいむの体当たりでゆっくりしね!」 「うるさいっ!!!」 ぼよんっ! ぶち切れたこまちの体当たりはれいむを逆に吹き飛ばし、 「いだいいいいぃぃぃ!!! どぼじでごんなごとするのおおおお!!!」 れいむは泣き出した。 その声に反応したのは居間でゆっくり一家を喰い殺し、 奇声を上げながら彷徨う禿饅頭達。 「ゅぎゃあ"ああ"アあア"ああ"あア"!!!」 「でたあああああああ!!!」 「むぎゅうううぅぅぅ!!!」 「さっさとどきなざいごのいながぼのおおおぉぉおぉ!!!」 パニックを起こすゲス達。 こまちの下へも禿饅頭が押し寄せる。 「うわあああああああ!!!」 こまちは禿饅頭を真正面から見てしまった。 何度見てもおぞましいその姿にこまちは意識を手放した。 「な、なんだよこれ…」 帰宅した飼い主が見たのは野良であろうゆっくりの飾りの残骸に、 そこら中を奇声を上げながら蠢く禿饅頭。二匹仲良く泡を吹いて気絶しているえーきとこまち。 そして荒らされた我が家。 「はぁ」 ため息をつき、胸ポケットからリモコンを取り出し、スイッチを押す。 「ゅぎゃあ"ああ"アあア"……………」 禿饅頭達はおとなしくなり、皆そろって玄関から外へ。 そして家の脇にある小屋へ。 「起きろ馬鹿たれ共」 ぺしぺしと二匹をたたいて起こす。 「ぅーん、まだ眠いんだぞっ…」 「お昼寝中だったのにぃ…」 寝惚ける二匹。 「ほぅ、それはともかく有様を説明して貰おうか! あれほど使うなって言ってた『実験体』まで使いやがって…」 「「ゆっ!?」」 二匹そろって素っ頓狂な反応をする。 「こ、これは…!!!」 必死に言い訳する二匹。 昼寝をしていたら野良共が侵入してきた。 応戦したが、勝ち目がなかったので『実験体』を解き放った。 しかし、怖くて気絶してしまった。 「ふむ…」 ビクビク震えて『お仕置き』に恐怖する二匹。 「まぁ、二匹とも無事でよかった」 二匹の頭を撫でてやる。ほっとする二匹。 「でも、これ片付けないとなぁ…」 家は散らかったまま。 「ふぅ、何とか片付いたな」 二匹の協力もあり、割と早めに作業が終了した。 「…二匹足りないな、まぁいいか。どうせ二・三日で死ぬし」 リモコンの液晶を見てつぶやく。 「ごめんなさい、おとーさん」 「あたい達が『実験体』勝手に使っちゃったから…」 「ほら、たいした問題じゃないんだ元気出せよ!」 「あ、寝室忘れてた」 やれやれと言いながら寝室へ。 がちゃ 「ゆぎっ! だ、誰なのぜ!!!」 「ゆ"っ!ゆ"っ!ゆ"っ!」 ベッドの上でガタガタ震える白黒饅頭とベッドの脇で痙攣する紅白饅頭。 「あっ! おとーさん! こいつらだぞっ!」 「悪い野良だよ!!!」 「へぇ、生き残りがいたか。良かった良かった」 言葉とは裏腹に青筋を立て怒り心頭の様子。 「お、おとーさん…」 「…お前達は二階で休んでろ」 スタコラサッサと二階に逃げる二匹。 「ま、待つんだぜ! そとは恐い奴らがいっぱいいるのぜ! おじさん、そいつらをやっつけて欲しいのぜ!!! それができたら特別にまりさと一緒にゆっくりしてもいいのぜ!!」 「ゆ"っ!ゆ"っ!ゆ"っ!」 「ふむ、とりあえず死にかけを治すか…」 餅とオレンジジュースを持って来て、死にかけて不気味に痙攣する饅頭を修復し、 オレンジジュースをかける。 「ゆ"ぃい"いぃぃ"」 低くうめき声を上げる紅白饅頭。 「まりさもあまあまさんが欲しいのぜ!」 「…」 「おじさん! よく聞くのぜ!! まりささまは強くてかわいいのぜ!! そんなまりさとゆっくりしたかったらさっさと言うことを聞くのぜ!!」 すっ 「ゆっ?」 ばちいいいぃぃぃん!!! 「いぢゃいいいいいぃぃぃぃ!!! なにするのぜええぇぇぇぇ!!! あやまるのぜええぇぇぇぇぇ!!!」 「…」 ばちいいいぃぃぃん!!! 「ゆぎゅううううぅうぅぅぅ!!!」 「…」 「いぢゃい! まりさのほっべさんがいぢゃいいいいぃぃぃ!!!」 両頬を遠慮無く引っぱたいた。 それだけであるが、ゆっくりとの喧嘩くらいしかしたことの無いまりさには この苦痛は耐えられる範疇を明らかに超えていた。 「黙れ」 しかし、男はそんな事情などどうでも良かった。 「さっきから『のぜのぜ』うるせーんだよ! このゴミ饅頭!!!」 びたああぁぁん!! 「ゅ、ゆぎぃぃぃぃいい!!」 「よくもまぁ、人の家荒らしてくれたなぁ、この糞饅頭!!! しかも俺のペットにまで舐めた真似してくれやがって!」 「そんなのしらないぃぃ!! まりさはえーきとこまちですっきりーしようとしただけなのぜ! おじさんのぺっとなんてしらないのぜええぇぇぇ!!!」 「その二匹が俺のペットだ! この糞饅頭がああぁぁぁ!!!」 ぶにゅっ! 「ふぎいいぃぃ!!! ふばないでえぇぇぇ!!! いだい! いだいよおおぉぉぉ!!!」 「さぁて、逃げた実験体の代わりになって貰うぜぇ…」 ぶにゅっ! 「いだいぃぃ!!!」 ぶにゅっ! 「やめでええぇぇぇ!!!」 ぶにゅっ! 「どおじでこんなごどするのおぉぉぉ!!!」 ぶにゅっ! 「もおやだ! お"う"ちかえ"る"ううぅぅぅ!!!」 何度も踏みつけられすっかり球体から文字通りの潰れ饅頭になったまりさ。 逃げるために跳ねようとしても、潰れた体ではのろのろと這いずるのが関の山。 そして、男がそれを許す理由もない。 むんず 「い"やあ"ああ"ぁぁぁ!!! はなじでえ"えぇぇ"ぇ!!!」 パァン! 「ゆ"ぎい"いい"ぃぃ"ぃ」 パァン! 「ゆ"ぎゃあ"ああ"ぁぁ"」 パァン! 「だずげで! だれがだずげでぇぇぇ!!!」 往復ビンタである。男はまりさの饅頭ボディに亀裂が入らない程度の力で叩くが、 一撃一撃がゆっくりにとっては致命傷になりかねない攻撃。 まりさが悲鳴を上げることも出来なくなった頃になってようやく解放された。 「さて、もう一匹の方が目ぇ覚ます頃だな」 男は透明な箱にまりさを放り込み、すでに意識を取り戻したれいむの下へ。 「こないでえぇぇぇ!!! れ"いむ"じにたぐないいいぃぃ!!!」 ズンッ! 「ほごおおぉぉぉ!!!」 男の蹴りはれいむの口に刺さり、歯を全てへし折った。 「おや、全部折れたか。」 男はやれやれと言いながら、れいむの口を無理矢理限界まで広げた。 めりめりめりっ! 「……!!!」 音を立て、裂けるれいむの口。 「ゆ…ぁ…あ…」 涙を流し、苦痛と悔しさを訴えるが、男にはどうでも良いこと。 「おーい! えーきとこまちー! インプラント二個持ってきてくれー!」 呼ばれた二匹はすぐさまやってきた。 「持ってきたぞっ!」 「もってきたよー!」 「お礼はちうでよいぞっ!」 唇を突き出し、目をきっちり閉じるえーき。 男は無言でこまちを持ち上げ、 ぴと 「んちゅうぅぅう…」 えーきは唇に何かが触れた途端にそれに思い切り吸い付く。 (ん、なんか変だぞっ! おくちがせまいぞっ!) 「へぎょ! えーきさま大胆ですよぉ…」 「ん? なぜにこまちいぃぃ!」 えーきとキスしたのはこまちのあにゃる。 「こまちのケツにキスしなってとこだな!!!さ、上に戻った戻った」 こまちが妖しい趣味に目覚める前に二匹を二階に追いやる。 「よいしょ、と」 二匹に持ってこさせたのは入れ歯。それをまずれいむに取り付ける。 ずぶっ! 「んぎいいいぃぃぃぃ!!!」 人間のそれとは違い、歯肉に当たる部分に返しのついた金属棒を思い切り突き刺す仕組みになっている。 そのため、入れ歯の取り付けには激痛が伴い、また取り付けたら最後、自力での取り外しは不可能。 「さて、と」 男は目一杯開かれ、裂けてしまったれいむの口を閉じる。 「ゆ……あ……が…が…」 れいむはか細い声で苦痛を訴えるが男は気にせず、口を閉じさせ、 裂けた部分を餅で修復し、オレンジジュースをかけた。 「……ゆ"っ!……ゆ"っ!……ゆ"っ!」 極度の苦痛で痙攣を始めたれいむを放置し、まりさに向かう。 「いやぁぁぁ! ごないでええぇぇぇ!!!」 悲鳴を上げる程度には回復したまりさ。 「ふぅ、もうこんな時間か…」 「おとーさん! おなかすいたぞっ!」 「ご飯食べておねむしたいよ…」 「おう、悪い悪い。すぐ用意するから待ってくれ。」 「わかったぞっ!」 「くー…」 早速うたた寝を始めたこまちを抱き上げ、えーきを伴い部屋を出る。 残された饅頭二匹はグズグズとべそをかきながらそれを見送った。 一ヶ月後 「のぜええぇぇぇ!! えええええええ!!!」 「ゆぎゃああぁぁぁ!! ああぁぁああああぁぁ!!!」 「オラァ! もっと声ださんか! クズどもが!!!」 度重なる虐待は二匹の体も精神も破壊し、その度にオレンジジュースと 怪しげな薬によって強制的に回復させられる。 薬の副作用により、頭髪はすべて抜け落ち奇妙な文様が浮かび上がる。 絶えず二匹には激痛が走り、最近では言語能力も失われ、 叫び声以外のしゃべり方を忘れてしまっていた。 顔には恐怖と絶望が刻まれ、常に恐ろしい形相を浮かび上がらせている。 「ふぅ、そろそろ最終段階だな…」 叫び続ける二匹を防音機能付きの透明な箱にしまい、つぶやく。 「こまち、えーき」 呼ばれた二匹はぽよん、ぽよんと跳ねよる。 「目玉を持ってきてくれ」 「よいぞっ!」 「わかったよ!」 二匹は男の部屋から文字通り「目玉」を持ってきた。 「よし、いい子だ。お前たちもよく見ておけ。これがゲスの末路だ」 男は透明な箱から二匹の禿饅頭を取り出し、床におく。 「よし、お前らよく聞け。今から、まりさとれいむというゆっくりは消えて無くなる。」 二匹の禿饅頭はびくんと震えた。 「どうせもうお別れだから教えてやるよ。初日に見た禿饅頭どもを覚えているか? あれな、実は元ゆっくりなんだよ。 お前たちのように体も心も破壊し尽くされて、あんな姿になったんだ。 わかるか? お前たちもこれから、目玉をえぐられて、この目玉を突っ込まれると あの禿饅頭たちに本格的に仲間入りするんだ」 「の、の、のぜええぇぇぇえええぇぇええええ!!!」 「ゆぎゃああぁぁあぁぁうああああぁああ!!!」 初日に見たあの醜い禿饅頭の仲間入りをすると言うことを伝えられ、慟哭する二匹。 残ってはいるが虐待と薬の副作用でほとんど見えなくなってしまった目からおびただしい量の涙を流す。 「さて、それじゃあ、『処置』をしちまうか」 ナイフを手に取り、禿饅頭を押さえる。 ぐちゅ、と音を立てナイフが目に吸い込まれた。 「の、のぜえエ"ぇェ"ェえ"えエ"エぇ"ぇぇ"!!! え"ぇ"ぇえエえ"ぇ"ェ"」 ずっちゃっ、くちゃ、くちゃ…… 二匹ともナイフで目玉を原型をとどめいないほどに滅多刺しにされた。 「うん、よく混ざった。後はこれにふたをして…と」 男はてきぱきと水溶き小麦粉で蓋して患部にオレンジジュースをかける。 水溶き小麦粉が違和感なくなじむと、今度は額の部分にナイフで切れ込みを入れ、 まりさだった禿饅頭にS-118と食紅で刻印を彫り、れいむだった禿饅頭にはS-119と刻印を彫った。 「……さて、これで本格的にお別れだ。さようなら。まりさ、れいむ。 こんにちは実験体ナンバー118号、119号」 「よし、動作確認完了…と」 「お、おとーさん!」 「ん、どうした? いや、聞かなくてもわかってる。最近構ってやれなかったからな。 ちょうど『実験体』の抜けを補充できたことだし、明日はゆーえんちにでも連れて行ってやるよ。」 ぱぁっと表情が明るくなる二匹。 「せっかくだから抱っこしてほしいぞっ!」 「ああ、わかったわかった。」 男は二匹を抱き上げ、部屋を後にする。 えーきとこまちの頭にはシルバーバッヂ。 そして人間で言うところのうなじの部分にはC-011とC-012の刻印が施されていた。 終わり 言い訳タイム なんだこれ →ハガ○ン22巻で登場した『死をも恐れぬ軍団』を見て思いつきました。 あまりにもインパクトがあったのでつい ○○がおかしい →いつものことです。気にしないでください。 「へぎょ」って何? →某エロ本で小町が風○に行ったときに発した言葉 おまけ 「主任、『ゆっくり兵団』の指揮官型ゆっくりについてなんですが…」 「なんだ?」 「戦闘能力を付加するか強度の強化をすべきではないでしょうか。 と言いますのも、この間の実験でゆっくりの群れに派遣しましたところ、 兵士型はほとんど無傷でしたが、指揮官型は片方大けがを負っていました。 ご存じの通り指揮官型が死ねば兵士型の統制がとれなくなって回収が困難になります。 今は二匹同時に任務に向かわせることで指揮官型の全滅を押さえていますが、 これはコスト的に問題があると思いますし…」 「なるほど、君の言うことは一理あるな。指揮官型の耐久性強化だけ採用しよう。 二匹一組型は変えないつもりだがね。」 現在、とある団体で『ゆっくり兵団』を開発している。 ゆっくり兵団は指揮官型ゆっくり数匹と兵士型ゆっくり数十匹で構成され、 主に森や山に住み着いたゆっくりの群れの駆除を行う。 指揮官型と兵士型の特徴は以下のとおりである。 ○指揮官型 シルバーバッヂ以上のランクのゆっくりが使われる 兵士型用のコントローラが内蔵され、意識するだけで兵士型を操れる 兵士型の醜い容姿に耐えられるよう訓練されている ○兵士型 主に野良や人間の住居に侵入した物や飼いゆっくりに被害を与えたものが使用される 虐待のプロフェッショナルにより心身ともに破壊し尽くされ、醜い容姿となっている 目玉型制御装置を内蔵し、外部コントローラや指揮官型に搭載されたコントローラにて制御される 常軌を逸した醜い姿で、見たゆっくりは大抵「足がすくんだ」状態となる シルバーバッヂ以上のバッヂをつけたゆっくりには害をなさないよう制御されている 歯にゆっくり消化酵素を仕込んだインプラントが採用され、 噛まれたゆっくりはたとえその場を逃れても、翌日には酵素に消化されてぐずぐずに溶ける 開発者達によれば、実験は行っていないものの、 ドスまりささえも駆除できるであろうと想定している。 これによりローリスクで手間いらずなゆっくり駆除を目指すとのこと。 主任はつぶやいた。 「……製品化に向けてそろそろ虐待マニアの確保とか急がないとなー」 今まで書いたSS? ドスまりさとゆうか1~3 ゆっくり闘技場(性)1 不幸なきめぇ丸 名物餡玉 行列の出来るゆっくり スカウトマンゆかりん前・後 ファイティング親子とゆっくり まりさの商売 ぱちゅりーの失敗1~4 盲点 進化 ぶっかけ!ぱちゅりー! 短い話しを一つだけ ありふれた話 対決!ドスまりさ! 被虐のみょん_その一 とあるきめぇ丸の一日 おさんぽバターみょん さなえに首ったけ このSSに感想をつける
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「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」 家の外に一匹のゆっくりがいた これはたしか・・・まりす?まりさ?そんなやつだ ひまなので家に入れてやる 「ゆー!おそらをとんでるみたい〜」 「ありがとうおにいさん!いっしょにゆっくりしようね!」 はいはい 「ゆゆ〜ん!おにいさんがゆっくりしてればまりさもゆっくりできるよ!」 ……んー? ってことは今オレはゆっくりしてないってことか? 「ゆっ!?」 だってオレは普通にしてるぞ?ゆっくりしてないぞ? 「ゆゆゆゆ!?おにいさんゆっくりしてないの!?」 つまり今まりさはゆっくりできてないってことだ 「いみがわがんないよおお!?ゆっくり!?ゆっくりぃ!」 とりあえずさ、まりさくん?そのしゃべりかた全然ゆっくりしてないよね。もっとゆっくりしゃべろう? 「ゆゆ?ゆっくりしゃべればゆっくり・・・」 それがゆっくりってもんだろう? 「ゆ! ゆ っ く り は な す よ !」 「む〜〜〜しゃ、む〜〜〜しゃ、し あ わ せ ー !」 どうだい?ゆっくりできてるかい? 「と っ て も ゆ っ く り で き る よ ! ま り さ は い っ ぱ い た べ た か ら ゆ っ く り お ひ る ね す る ね !」 え?寝るの? それってゆっくりしてないよね 「ゆっぐりぃ!?」 あ、話し方戻った だって、寝るってことは動かないんだろ?とまるんだろ?それじゃ"ゆっくり"じゃないじゃん。うごいてないのは止まってるってことだ 「とまっちゃ・・・ゆっくりしてない・・・うごくよ・・・まりさはゆっくりうごくよ・・・」 話し方もどってやんの まぁゆっくりしていってね! 「ゆひぃ…ゆひぃ…もうつかれたよ…たいようさんもどっかいっちゃったよ…ねむいよ…」 あれ?どうしたんだ止まっちゃって、ゆっくりしてないな 「まりさ…ねたいよ、ゆっくりねたいよ…」 ゆっくりねる?寝ながらゆっくりするのか? 「ねむいよぉ…つがれたよぉ…もうゆっぐりしたくない…」 ゆっくりしたくないの?まぁいいけど じゃあおまえのこと"ゆっくりしないまりさ"とでも呼べばいいのかな? 「ゆ…ゆっくり…しないの、まりさゆっくり、していってね、ねむいの、しないの、ゆっくり、していってね ゆっくりしていってね、ゆっくりしていってね、ゆっくりしていってね、ゆっくりしていってね、……」 あ、壊れた。 まぁ明日ゆっくり料理とかググッてみよう ホアタァ! 「ゆっくりしてい で ぶ ぅ!」 おまけ 翌日、まりさが平然といた 「ゆっくりしていってね!」 あれ?ゆっくりしなくていいの? 「ゆっくりしていってね!なのにどうしてまりさがゆっくりするの?ばかなの?しぬの?」 おお!?開き直った? 「ちわーみかわやでーす」プシュアァァァァァ.... と謎の噴射を起こしながらまりさはどこかへ飛んでいった 一体なんだったんだろう ん? こ、これは昨日のまりさの死骸…どういうことだ!? 「すりかえておいたのさ!」デーンデデーンデデデン!(ry となぜかドアからさっきのまりさが出てきた つまりこいつはまりさの幽霊だったりするのかな? 南無阿弥陀仏 「ぎゃあああああ!!おのれはかったな!らめぇ!とんじゃう!まりさとんじゃうううぅぅぅぅ」 このSSに感想をつける